新興市場銘柄ダイジェスト:ビートレンド、sMedioがストップ高
<9238> バリューC 2030 +89
大幅に続伸。解体工事を希望する施主と解体業者をマッチングするプラットフォーム「解体の窓口」で提供している解体費用AIシミュレータの精度が向上したと発表している。シミュレーションによる金額と実際の工事金額の誤差は1割以内、または安価になった案件が75%以上だった。過去数万件の解体費用実績をデータベースに蓄積し、費用算出システムを構築。物件の情報を入力するだけで解体費用の見積もりができるシミュレータを公開している。
<4020> ビートレンド 932 +150
ストップ高。J.フロントリテイリング<3086>グループのパルコデジタルマーケティング(東京都渋谷区)が28日から提供開始する新サービス「エコテックサービス」に開発・戦略パートナーとして参画すると発表している。同サービスは、企業のサステナブル施策を支援するツールで、連絡先や履歴管理、アンケートやメッセージなどのコミュニケーション機能、取引先企業のデータ継続管理・分析などの機能を備えるという。
<3913> sMedio 764 +100
ストップ高。コンシューマー向けクラウド型バックアップサービス「sMedio Cloud Backup」の1月末時点のサブスクリプション(定期購読)契約数が3万件を達成したと発表している。昨年11月に当初目標を超え、23年内に2万件が視野に入っていると報告していた。同サービスは容量無制限のクラウドストレージで、1アカウントあたり3台までのスマートフォンを追加可能、高速・安全な国内大手データセンターを採用しているなどの特徴がある。
<5892> yutori 2630 +63
大幅に3日ぶり反発。新規ブランド立ち上げに向け、一般公募からなるオーディションを開催すると発表している。応募期限は12日。一般参加可能でアパレル経験は不問。優勝者はyutoriグループで自身のブランドを立ち上げられ、準備金として500万円が用意される。また、レディースブランド「nemne store」がTikiTokアカウントから誕生したアイドルグループとコラボレーションし、トラックジャケットと裏毛スウェットを販売する。
<4570> 免疫生物研究所 445 -40
大幅に反落。24年3月期第3四半期累計(23年4-12月)の営業利益を前年同期比43.0%減の0.10億円と発表している。化粧品関連事業や抗体関連事業のTGカイコサービスの損失が縮小したものの、同事業の診断試薬サービスで抗体製品や牛海綿状脳症測定キットの売上高を第4四半期以降に計上する見込みとなったほか、システム関連コストの増加が響き、減益となった。通期予想は前期比54.2%増の0.90億円で据え置いた。
<4598> DELTA-P 863 +56
大幅に6日ぶり反発。上皮成長因子受容体遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん患者(ステージ3/4)を対象に、経口剤「DFP-14323」とアファチニブ(20mg/日)の併用群とアファチニブ(40mg/日)単独群との臨床第3相比較試験(優越性検証)の治験を実施するため、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を提出し、治験実施に対する調査が完了したと発表している。上乗せ効果が実証できれば、患者に優しいがん免疫療法剤が提供できるとしている。
《ST》
提供:フィスコ