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2936 ベースフード

東証G
404円
前日比
-8
-1.94%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
54.16 6.19
時価総額 218億円

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新NISA制度と拡大が続く健康関連市場の注目企業


 

2024年より新NISAがスタートしました。この記事では新NISAのポイントおよび新NISAで投資したい企業を、拡大が続く健康関連市場の企業から幾つかご紹介いたします。

これまでのNISAでは、つみたてNISAは年間40万円、一般NISAは年間120万円が投資額の上限でしたが、新NISAでは、「つみたて投資枠」が年間120万円、「成長投資枠」が年間240万円まで、年間投資上限額が引き上げられました。また新NISAで設けられる「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は併用することが可能です。併用が可能ということで、「つみたて投資枠」年120万円と「成長投資枠」年240万円を合わせ、年360万円をほぼ「一括投資」することも可能です。ほぼと表現したのは「つみたて投資枠」部分は最低年2回に分けて投資する必要があるためです。

次に新NISAで投資したい企業を、拡大が続く健康関連市場の企業から幾つかご紹介いたします。健康寿命の延伸が重要な社会課題となっている中で、運動・スポーツ、栄養管理や食、生活支援などの市場は拡大が続いており、その市場規模は2013年の16兆円から2020年には26兆円に拡大し、2030年には37兆円も達すると言われています。

RIZAPグループ<2928>
RIZAPは現在chocoZAP事業を急拡大しています。chocoZAPはライザップが作った初心者向けのコンビニジムで、ユーザーは月額2,980円で365日、全国1000店を超える店舗にて気軽にエクササイズを楽しむことができます。その店舗数は22年12月末には240店でしたが、23年11月末には1,160店にまで拡大し、会員数は過去1年で約10万人から約100万人に増加しています。
chocoZAPでは月額2,980円の会費に対し、充実のサービスが利用可能です。入会するとchocoZAP専用キットの「体組成計」と「ヘルスウォッチ」が受け取れます。アプリと連携することでカンタンに日々の体重、体脂肪などの数字を記録でき、体の変化を実感しやすく、可視化されることで運動モチベーションが継続される仕組みが揃えられています。またchocoZAPでは様々なトレーニングマシンが利用可能なことに加え、セルフエステ、セルフ脱毛、セルフネイル、セルフホワイトニング、ゴルフ練習、マッサージチェアなども使用が可能です。また仕事をしながらトレーニングができるようにデスクバイク、ワークスペースも用意されています。
業績は24年3月期上期売上収益が前年同期比5.3%増の810.12億円、営業利益は57.91億円の赤字(前年同期2.3億円の黒字)となりました。営業利益は赤字が膨らんでいるものの、これは24年3月期はchocoZAPが先行投資期間にあるためです。25年3月期以降は投資の回収期間に入ると思われ、営業損益は黒字化が期待されます。同社では26年3月期には営業利益300億円を目指すとしています。一般的に営業損益が赤字から黒字に転換するタイミングは強い株価パフォーマンスが期待できる局面であり、同社の足元時価総額は約1500億円ですが、営業利益300億円が視野に入ってくるとなると、上昇余地はかなり大きいと思われます。

ヨネックス<7906>
ヨネックスはバドミントン、テニス、ゴルフの各用品やスポーツウェアを製造販売しています。近年はバドミントンラケット、シャトルコック、バドミントンストリング、バドミントンシューズといったバトミントン用品の売上が海外で急拡大しており、19年3月期から23年3月期に売上高は610.97億円から1070.19億円まで拡大し、営業利益も24.82億円から100.63億円に膨れています。
特に同社業績拡大をけん引しているのが、中国におけるバトミントン用品です。バトミントンは中国で最も人気の高いスポーツの一つで競技人口は8,000万人を超えるとも言われています。2021年に開催された東京オリンピックにおいても中国は女子シングルスで金メダルを獲得し、女子ダブルス、男子シングルスおよび男子ダブルスで銀メダルを獲得しており、国民的スポーツになっていることがうかがえます。ヨネックスは中国国内に6カ所の営業拠点を有し、中国全土の小売店にバドミントン用品を販売しています。中国向けが大きな割合を占めるアジア地域売上高は19年3月期の244.88億円から23年3月期には591.22億円まで増加しています。
今年7月から8月には第39回夏季オリンピック競技大会がフランス・パリで開催される予定でバドミントンの注目度向上とヨネックス業績への追い風が期待されます。

ベースフード<2936>
ベースフードは低脂質、低糖質、低塩分で、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど1日に必要な約30種類の栄養素が含まれ、1食で1日に必要な栄養素の1/3がバランスよくとれるBASE FOODシリーズの食品を開発・販売しています。自社ECサイトでの定期購入や、コンビニなどの卸販売などで商品展開をしています。BASE FOODシリーズはBASE PASTA、BASE BREAD、BASE Cookiesから構成されます。BASE PASTAは小麦の全粒粉やチアシードなどをベースに、1~2分でゆで上がる風味豊かな生パスタ。冷凍パスタも製造販売しています。BASE BREADは合成着色料・合成保存料不使用で約1ヶ月の賞味期限のあるロングライフパン。プレーン、チョコレート、カレーなど8種類のテーストの商品を展開しています。BASE Cookiesは完全栄養のクッキー。安全で栄養バランスの良いお菓子を展開しています。
24年2月期業績予想は売上高が前期比53%増の151.43億円、営業利益は10.99億円の赤字(前期9.70億円の赤字)です。10月に商品にカビが発生する事案が発生し、商品の回収を進め、また一時的に広告抑制と新商品開発を延期したため、24年2月期業績は従来予想を下回ることになりました。しかし来期25年2月期には売上高増に加え、製造?法の効率化による売上原価率の改善、先?投資として強化予定であった?件費計画の?直し、その他販管費率の改善等によって、営業損益の黒字化を目指すとしています。
《FA》

 提供:フィスコ

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