新興市場銘柄ダイジェスト:ルーデンは上場来安値、アスタリスクがストップ高
<1400> ルーデン 61 -19
上場来安値。東証が29日から12月29日まで整理銘柄に指定し、12月30日付で上場廃止すると発表している。内部管理体制確認書の提出前で、内部管理体制等について改善の見込みがなくなったと認められるためと説明している。ルーデン・ホールディングスは1月17日付で18年4月以降に開示した複数の適時開示資料を訂正。1月28日付で特設注意市場銘柄に、10月30日付で監理銘柄(審査中)に指定されていた。
<6522> アスタリスク 906 +150
ストップ高。28日にアスタリスクが提供するスマートフォン装着型バーコードリーダー「AsReader(ASR-022D)」が、米国の食品・飲料メーカーなどに2万台以上納入されたと発表したことが引き続き買い材料視されている。ASR-022DはiPhone装着型のバーコードリーダー。商品の読み取りの速さが重要視される現場のほか、多くのバーコードを読み取る現場でも軽量な機器での高速読み取りを実現したという。
<3133> 海帆 770 +22
大幅に3日ぶり反発。朝方は売りが先行していたが、個人投資家で会社役員の山田亨氏が海帆株の5.46%を保有していることが5%ルールに基づく大量保有報告書で明らかになると、一転して買い優勢となっている。保有目的は純投資及び貸株レンディング市場への株券の流出の防止で、報告義務発生日は24日。同報告書によると、山田氏は24日に市場外で264万株(発行済株式数の5.46%)を取得している。
<5591> AVILEN 2284 +49
大幅に続伸。組織開発サービス「ChatGPTアイデアソン」の運営を通じ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の三菱UFJ銀行に対して生成AI活用による業務改革を支援したと発表している。ChatGPTを活用した将来の業務イメージの具体化に加え、ChatGPTに関する研修機会を提供した。ChatGPTアイデアソンは、生成AIを活用した業務プロセスの改革やAI活用人材の育成を支援するコンペティション形式のサービス。
<9238> バリューC 2313 +14
反発。アズーム<3496>と業務提携すると発表している。バリュークリエーションがアズームへ土地活用希望の顧客を紹介するほか、アズームからバリュークリエーションの解体費用見積もりサービス「解体の窓口」加盟の解体業者向けに一時駐車場を紹介するなど営業面で協力する。また、アズームの空き家ポータル「空き家ナビ」とのサイト提携のほか、解体案件や解体業者を互いに紹介する。
<2370> MDNT 48 0
もみ合い。大阪大学と共同で出願した「糖鎖修飾改変T細胞」に関する特許が日本で成立したと発表している。従来の培養法で得られるT細胞と比較して、がん細胞傷害活性の向上やNK細胞様の特徴を有する。さらに、がん細胞の分泌する物質による免疫機能低下を回避することができるため、がんに対する免疫細胞治療の効果の向上が見込まれるとしている。
《ST》
提供:フィスコ