三菱HCキャ Research Memo(11):財務の健全性を維持、高い信用格付
■業績動向
3. 財務状況
財務面で見ると、2023年3月期末の総資産は前期末比3,973億円増加の10兆7,261億円、セグメント資産残高は同2,875億円増加の9兆6,329億円、純資産は同2,175億円増加の1兆5,510億円、有利子負債(リース債務を除く)は同1,700億円増加の8兆2,361億円となった。この結果、自己資本比率は同1.6ポイント上昇して14.3%となった。
なお、三菱HCキャピタル<8593>は外部機関による信用格付で業界トップの水準(2023年8月末時点の長期格付はMoody’sがA3、S&PがA-、JCRがAA、R&IがAA-)を獲得している。2023年3月期末においては、事業基盤となるセグメント資産残高の増加に伴って有利子負債が増加しているものの、特に懸念材料とは言えず、引き続き財務の健全性が維持されていると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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提供:フィスコ