霞ヶ関キャピタル---中期経営計画の上方修正と期間短縮
霞ヶ関キャピタル<3498>は3日、中期経営計画の上方修正と期間短縮を発表した。
中期経営計画(2022年8月期~2026年8月期)は、5カ年計画を4カ年に短縮し達成する計画に修正した。
また今回発表計画は2024年8月期の営業利益は85億円、当期純利益は50億円、2025年8月期の営業利益は200億円、当期純利益は100億円に修正。
2022年10月の外国人の新規入国制限見直しによる水際対策措置の終了や国内の行動制限が見直されたことでホテル需要は急速に回復、それに伴い同社アパートメントホテル事業も中期経営計画の想定を大きく超えた事業拡大を見込むことができるようになった。足元ではアパートメントホテル開発用地の仕入れも順調に進捗しており、今後も開発およびファンド組成を積極的に進めていく予定。
中期経営計画策定時には組み込まれていなかったヘルスケア関連施設開発が事業として本格的に発足したことも修正に影響している。物流施設の次のアセットとして参入したヘルスケア関連施設は、超高齢社会である日本において終末期医療や在宅看護・介護の需要増加が強く見込まれる。2023年8月期には物流、アパートメントホテルに次ぐ3 本目の柱として収益貢献するセグメントに成長し、今後はさらに施設運営も視野に入れた事業展開をおこなっていく予定。
同社によると、今期(2024年8月期)より海外事業を4本目の柱として注力。ファンド事業本部下に国際事業部を新設しオルタナティブ投資事業本部として新たに組織を改編、既存の取引先や投資家とのシナジーを図りつつ事業を拡充させる計画としている。
《AS》
提供:フィスコ