フォーバル---プライム市場の上場維持基準の適合に向けた進捗状況並びにスタンダード市場への選択申請及び適合状況
フォーバル<8275>は29日、プライム市場の上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況(変更)並びにスタンダード市場への選択申請及び適合状況を発表。
プライム市場の上場維持基準への適合状況の推移としては、適合計画書提出以降、1日平均売買代金の基準(1日平均0.20億円)を充たすために各種取り組みを進め、本年7月単月においては平均0.30億円を超えていたが同社が計算した1月から8月末の平均では基準を充たしていない。
スタンダード市場の選択理由としては、不適合要件の1日平均売買代金に関して基準に達した月もあるが、1年間を通じて安定的に基準に達するまでには至っていない。また、今後義務化されるだろう諸要件に関してグローバルな視点を重視した基準と評価しているが、あらためて同社の経営方針・信条と照らし合わせた結果、経営資源を優先的に事業活動の拡大に向けるべきとの結論に達した。その結果プライム市場上場維持基準を安定的・継続的に充足する状態が保てなかった場合には上場廃止リスクもあることから、同社の株主が不安を持つことなく安心して同社株式を保有・売買できる環境を整えることが重要であると判断し、スタンダード市場を選択することとなった。
スタンダード市場の上場維持基準への適合状況については、同社はスタンダード市場の全ての上場維持基準に適合している。なお、同社はスタンダード市場の再選択を申請するが、2021年12月20日に提出した「新市場区分の上場維持基準への適合に向けた計画書」における主要施策・取組みは変更せず、積極的な情報開示や高いガバナンス水準の維持に努めるとともに、持続的な成長と企業価値の向上に取組んでいく。 スタンダード市場への移行予定日は2023年10月20日となる。
《SO》
提供:フィスコ