アイスペースは軟調、「ミッション3」打ち上げの1年延期で慎重姿勢強まる
ispace<9348>は軟調。28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高の見通しを61億9600万円から30億5000万円(前期比3.1倍)に引き下げた。ミッション3の原価発生に遅れが発生。原価回収基準による会計処理に基づき、計上可能な売上高が想定を下回る見込みとなった。更に、ミッション3の打ち上げスケジュールを25年から26年に変更しており、今後の事業展開に対する投資家の慎重な見方を強めたようだ。
ミッション2のスケジュールに変更はないものの、ミッション4以降の想定からスケジュールを後ろ倒しする方向で調整しているという。一方、今期の最終損益の赤字額の見通しは78億8900万円から45億400万円に縮小する。前期は113億9800万円の最終赤字だった。民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1において、月面着陸が確認できなかったことに伴う保険金を受領しており、業績予想に反映した。
出所:MINKABU PRESS
ミッション2のスケジュールに変更はないものの、ミッション4以降の想定からスケジュールを後ろ倒しする方向で調整しているという。一方、今期の最終損益の赤字額の見通しは78億8900万円から45億400万円に縮小する。前期は113億9800万円の最終赤字だった。民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1において、月面着陸が確認できなかったことに伴う保険金を受領しており、業績予想に反映した。
出所:MINKABU PRESS