新興市場銘柄ダイジェスト:ペルセウスは大幅に反発、デジプラがストップ高
<4882> ペルセウス 454 +43
大幅に反発。シングルセル・クローニング技術を活用した新しい抗体研究支援サービスを開始したと発表している。従来必要だった細胞融合やライブラリ構築を行うことなく、抗体産生細胞を1個ずつ単離してスクリーニングし、目的の抗体を産生する細胞を選択して抗体を取得することが可能。抗体研究のほか、シングルセル遺伝子解析、希少細胞の回収、遺伝子導入後の細胞クローニングなど幅広い用途に対応しているという。
<3645> メディカルN 381 +21
大幅に続伸。医療機関に対して遺伝子検査サービスを提供するミルテル(広島市)のスキャンテスト乳がんの歯科業界での独占販売権を取得したと発表している。スキャンテスト乳がんは、乳がん患者で変化する唾液中の「ポリアミン」をAIで作成したアルゴリズムを利用して解析し、乳がんの早期発見をサポートする検査。唾液を専用容器で採取し、検査ラボへ郵送するだけで検査結果を受けられるという。
<3691> デジプラ 772 +100
ストップ高。Macbee Planet<7095>と資本業務提携すると発表している。Macbee Planetがデジタルプラス株36万9100株を市場外の相対取引で取得する。発行済株式数(自社株を除く)に対する比率は10.27%。払込金額は1株につき650円(総額約2.40億円)。Macbee PlanetのLTV(顧客生涯価値)マーケティングの一環として、デジタルプラスグループのデジタルギフトを活用するほか、新たなサービスを共同で開発する。
<4584> キッズバイオ 200 +7
大幅に反発。眼科治療領域のバイオ後続品(バイオシミラー)である「ラニビズマブBS硝子体内注射用キット10mg/mL『センジュ』」について、販売パートナーである千寿製薬(大阪市)が追加適応症の承認を取得したと発表している。新たな適応症は「網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫」で、医薬品製造承認事項一部変更申請の承認を取得した。患者の薬物治療の選択肢を広げ、経済的負担や医療費の軽減に貢献するとしている。
<4011> ヘッドウォーター 7730 +270
大幅に反発。マネジメントソリューションズ<7033>と協業し、企業への生成AI導入を推進するプロジェクト型伴走支援ソリューション「生成AIプロジェクトラボ」を提供すると発表している。法人企業向け生成AIワークショップやAzure OpenAI Serviceの社内利用向けチャットボットを提供するほか、顧客とワンチームでの共創プロジェクト実施、生成AI活用の組織浸透支援などを行う。
<7039> ブリッジ 1906 +120
大幅に続伸。23年12月期の期末配当予想を従来の無配から35.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。初配となる。業績・財務状況や事業環境などを総合的に勘案した結果、配当実施に向けた環境が整ったものと判断し、配当方針を変更した。なお、中間と期末の年2回配当を基本的な方針とする。配当実施に加え、8月30日に直近高値(1934円)を付けてから株価が軟調に推移していることも値頃感からの買いにつながっているようだ。
《ST》
提供:フィスコ