サスメド Research Memo(2):第三の治療法として注目されるDTxを開発する研究開発段階のベンチャー企業
■会社概要
1. 会社概要
サスメド<4263>は、ミッションに「ICTの活用によって持続可能な医療サービスを社会に提供し続けること」を掲げ、新しい治療法の提案、創薬プロセスの効率化による開発コストの適正化、医療データの活用による医薬産業のバリューチェーン全体の効率化を目指し、医薬品及び医療機器に次ぐ第三の治療法として注目されているDTxを開発する研究開発段階のベンチャー企業である。社名の由来は「SUStainable MEDicine」である。
本社所在地は東京都中央区日本橋本町、2023年6月期末時点の総資産は5,101百万円、純資産は4,870百万円、資本金は40百万円、自己資本比率は95.3%、発行済株式数は16,622,500株(自己株式0株)である。従業員数は2023年8月末時点で39名となっている。
2. 沿革
2015年7月に合同会社サスメドを設立して創業し、2016年2月に株式会社に組織変更した。その後、2021年12月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズに新規上場し、2022年4月の東証市場再編に伴って東証グロース市場に移行した。
事業展開においては、2016年9月に不眠障害治療用アプリの臨床試験を開始、2018年6月にブロックチェーン技術を用いた臨床開発支援システムの実証試験を開始、2019年2月にDTx開発支援サービスの提供を開始、同年5月に機械学習自動分析システムの提供を開始した。2021年12月には不眠障害治療用アプリに関して塩野義製薬と販売提携契約を締結し、2023年2月に不眠障害治療用アプリの医療機器製造販売承認を取得した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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提供:フィスコ