ユミルリンク Research Memo(9):将来の成長に向けた投資を優先。業績拡大による株価の上昇に期待
■株主還元策
ユミルリンク<4372>はさらなる業績の拡大を目指すため、上場により獲得した資金や事業活動の結果として上げた利益を投資に回し、企業価値の向上を優先する考えだ。他社との業務提携など、事業を拡大するためのあらゆるチャンスに機動的に対応するために手元資金を潤沢にしておくためである。
現在のところ配当は実施していないものの、将来の業績拡大による株価の上昇を期待したい。また、将来的に配当を実施していく可能性は十分にあると弊社では考える。
2022年9月には資本効率の向上を目的に、自己株式の取得を実施している。投資家から預かった資金を効率よく利益に変えようとする姿勢が見て取れる。また、2023年4月には譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分を決定している。株主との価値の共有を積極的に推進すると同時に、取締役の株価上昇に対するモチベーションを上げることにより、株主価値を積極的に高める方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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提供:フィスコ