坪田ラボ---近視性脈絡膜新生血管の潜在的な治療標的の特定に関する論文を発表
坪田ラボ<4890>は4日、同社代表の坪田一男が慶應義塾大学医学部との共同研究において、仮説志向計画法に基づいたデータマイニングによる近視性脈絡膜新生血管の潜在的な治療標的の特定に関する研究の結果及び考察が学術誌「Current Eye Research」に掲載されたことを発表。
近視性脈絡膜新生血管(mCNV)は、視力低下の原因として広く知られているが、効果的な動物モデルが少ないことがmCNVに対する効果的な治療標的の開発を妨げてきた。本研究は、mCNVに関連する可能性のある遺伝子と経路を特定し、有効な治療法の開発に利用できる治療標的を見出すことを目的として行った。
本研究により、14個の遺伝子の中心的なクラスターが特定され、mCNVの新しい潜在的な治療標的として機能する可能性があると考えられた。また疾患・遺伝子・タンパク質可視化ネットワークを構築することで、これらの標的遺伝子の相互作用パターンや潜在的な分子機構を解析し、その後の標的スクリーニングや創薬の基盤を提供することができたとしている。
《AS》
提供:フィスコ