新興市場銘柄ダイジェスト:Jフロンティアは一時ストップ高で年初来高値更新、シーユーシーがストップ安
<4374> ロボペイ 1808 +2
一時急騰も値を消す。スクールビジネス事業者向け生徒管理・受講料集金クラウド「スクールペイ」の提供を開始したと発表している。受講者情報と受講料の集金を1つのシステムで管理することで、事業者がスクール運営やコンテンツ制作に集中できる環境を創出するとしている。スクールペイはノーコードでのオリジナルサイト作成のほか、受講料の自動決済・自動更新、受講者管理・分析、問い合わせ対応やサービス提供に対応している。
<7047> ポート 2425 +20
年初来高値。自社の人材支援サービスで展開するリスキリング型デジタル人材育成スクール「ネットビジョンアカデミー」が、経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業に指定されたと発表している。補助金給付対象事業となったことを受け、26年3月期までの中期経営計画の期間中に最低4億円程度の投資を想定しているが、その半分の約2億円程度が補助される見通しになるという。
<9158> シーユーシー 3900 -700
ストップ安。前日に新規上場し、公開価格(1920円)の2.3倍となる4430円で初値を付けた。一時5130円まで急騰したが、その後は利益確定売りが続いている。シーユーシーは医療機関支援や訪問看護などを手掛けており、24年3月期の営業利益予想は前期比6.5%減の34.44億円。減益予想が重しになっているほか、今後も新規株式公開(IPO)が相次ぐことから投資資金を確保するための個人投資家の売りが出ているようだ。
<2934> Jフロンティア 3575 +320
一時ストップ高で年初来高値更新。前日の前場終了後にアイセイ薬局(東京都千代田区)がジェイフロンティアのオンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU」をグループの調剤薬局全400店舗に導入したと発表し、引き続き買い材料視されている。患者はアイセイ薬局グループの全店でオンライン上で服薬指導、決済が完結し、自宅にいながら薬を受け取ることができるとしている。
<2158> FRONTEO 819 -21
伸び悩んで反落。eディスカバリ(電子情報開示)や情報ガバナンス、関連する法的分野のトレーニングと認定を専門とする米ACEDS社とパートナーシップを締結したと発表している。リーガルコンテンツの作成やセミナーなどで協業する。FRONTEOの強みであるクロスボーダー訴訟対応で米国でのプレゼンス向上を目指すとともに、より多くの顧客企業・法律事務所へのサポート提供に努めるとしている。
<7318> セレンディップ 1403 +103
大幅に3日ぶり反発。自社が提供する製造現場DX支援ツール「HiConnex」が経済産業省の「IT導入補助金2023」対象ツールに認定されたと発表している。企業がHiConnexを導入する際、最大2年分の費用の半額(最大450万円)の補助金を受けることが可能になる。HiConnexは、生産現場のデータをリアルタイムで収集し、稼働状況・ロスの要因分析を見える化して品質不良や停止時間の削減、作業標準化に役立てるクラウドサービス。
《ST》
提供:フィスコ