GMOアドパートナーズ---1Q増収、エージェンシー事業の売上高が順調に推移
GMOアドパートナーズ<4784>は8日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.1%増の42.69億円、営業利益が同64.9%減の1.06億円、経常利益が同38.9%減の2.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同42.2%減の1.13億円となった。
エージェンシー事業の売上高は前年同期比19.1%増の28.17億円、営業利益は同50.2%減の1.60億円となった。当第1四半期においては、対面経済の本格的な戻りへの期待感による広告需要増に加え、一部業種の繁忙期にも重なったことから取引高が拡大した。また、アフィリエイト広告関連サービスが堅調に推移し、収益率が向上した。一方で、取引拡大に伴う外注費の増加や前年の人財投資による人員増から営業関連費用が増加した他、SMB向けの広告配信費用が一時的に増加し、セグメント利益は減少している。
メディア・アドテク事業の売上高は同10.0%減の14.69億円、営業利益は同20.0%減の1.49億円となった。当第1四半期においては、自社アドテク商材が広告単価の下落や媒体仕入枠の獲得競争によって収益が伸び悩む一方、「michill byGMO」の広告収益が堅調に推移した。
2023年12月期通期については、売上高は前期比5.2%増の175.00億円、営業利益は同10.5%増の7.85億円、経常利益は同11.8%増の8.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.6%増の4.30億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ