新興市場銘柄ダイジェスト:ELEMENTS、ファンデリーがストップ高
<7361> HCH 2230 +136
年初来高値。アドバンスト・メディア<3773>と資本業務提携契約を締結したと発表している。アドバンスト・メディアのAI音声認識「AmiVoice」とヒューマンクリエイションホールディングスのデジタル接客・営業ソリューションシステム「ConnectForce」を連携させ、付加価値向上などを図る。両社は5月15日から8月31日の間に互いに取得総額1.50億円を上限として相手株を市場で取得する。
<9272> ブティックス 4100 +310
年初来高値。23年3月期の営業利益予想を従来の7.00億円から9.37億円(前期実績5.86億円)に上方修正している。M&A仲介事業でコンサルタントの採用が順調に推移して戦力化が進んでいることに加え、中大型案件の成約が想定以上に増加したことから利益が上振れる見通しとなった。営業利益に加え、売上高(通期予想30.47億円)や純利益(同5.97億円)も過去最高を計上する見込み。
<5246> ELEMENTS 1130 +150
ストップ高。子会社のLiquid(東京都千代田区)とサイバートラスト<4498>が、5月11日から予定されているマイナンバーカード機能のスマートフォン搭載に対応した本人確認方式を提供すると発表している。両社の本人確認サービスを連携させることで、事業者のサービスとマイナポータルアプリが連携可能となる。事業者は公的個人認証を利用した厳格な本人確認を組み込んだサービスを提供できるようになるとしている。
<9348> ispace 1590 -400
ストップ安。民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸を確認するSuccess9の完了が困難と判断したと発表している。26日の月面着陸を予定していたが、同日午前8時時点でランダーとの通信の回復が見込まれず、最終的に月面へハードランディングした可能性が高いという。民間企業で世界初の月面着陸として期待が高まっていただけに、完了困難との判断を受けて失望売りが広がっているようだ。
<3137> ファンデリー 422 +80
ストップ高を付け、年初来高値を更新した。萌生会大道クリニック栄養課の管理栄養士である長谷川民子氏が低栄養を予防する食事法を紹介するWebメディア「しっかり栄養、パワーアップ食」の第4回を配信すると発表している。同メディアは管理栄養士が食事コントロールの方法を紹介するもの。また、28日の23年3月期決算発表を控えてファンデリー株には投資資金が流入しており、値幅取りを狙う短期筋の買いも株価を押し上げているようだ。
<5129> FIXER 1825 +150
大幅に5日ぶり反発。生成型AIを活用したエンタープライズGPTプラットフォーム「GaiXer」の提供を開始すると発表している。GaiXerは、FIXERのエンタープライズクラウドシステムやAIエージェントサービスの開発経験を元にしたエンタープライズGPTプラットフォーム。ユーザーからの質問に対し、カスタマイズされた高品位な回答を生成するGaiXer Chat、定型的な事務作業を代行するGaiXer Assistantなどのサービスを順次展開するとしている。
《ST》
提供:フィスコ