フォーシーズ Research Memo(7):株主優待の充実に積極的。今後は株価向上・配当の実行にも注力していく方針
■株主還元策
フォーシーズHD<3726>は、安定的な配当の維持継続を念頭に置きながら、業績を勘案して適切な額を還元することを配当政策とし、経営の最重要課題の1つとしている。2022年9月期の配当については無配としたが、財務基盤の強化及び今後の持続的成長のための内部留保の充実を図りつつ、適切な利益還元策を検討し実施する方針を掲げている。中期経営計画でも株価向上や配当の実行に注力し、2030年に株価を3,500円まで向上させ、将来的な復配を目指すとしている。
一方で、投資家の投資方針に応じて株主優待の充実に注力している。2022年6月には、株主との対話強化及び株主管理のDX化を目的として「フォーシーズHDプレミアム優待倶楽部」を導入した。株主が登録したデータベースを積極的に活用し、IR情報を随時配信するなど対話強化を図る。また、これまでの単元区分に加え、10単元(1,000株)の区分を新設した。継続4年以上の株主への長期保有特典は継続し、株式数に応じた優待商品と併せて追加商品を発送する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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提供:フィスコ