トヨタは売り買い交錯も頑強、23年の生産台数最大1060万台見込みで下振れの可能性も
トヨタ自動車<7203>は前日終値近辺で売り買い交錯も頑強な値動き。外国為替市場でドル円相場の乱高下が続いているが、直近では1ドル=128円台後半まで円安に押し戻されるなどドルが買い戻されており、同社株をはじめとする自動車セクターには輸出採算改善の思惑で株価面にプラスに働いている。ただ、日銀の金融政策決定会合の結果発表をあすに控え、引き続き円相場は不安定な動きが予想され、円安を材料に自動車株を買い戻す動きは見込みにくい。また、同社は前日に2023年の世界生産台数について、最大で1060万台とする見通しを発表した。これを上限に1割程度下振れする可能性にも言及していることで、株価の上値も重くなっている。
出所:MINKABU PRESS
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