タクマ Research Memo(5):大型案件化と新たなニーズに対応し着実な成長を目指す(2)
■会社概要
4. ビジネスモデル
タクマ<6013>の主力事業である環境・エネルギー(国内)事業は、一般廃棄物処理プラントにおけるEPC(2~5年)からアフターサービス(約20~30年)の一連の業務を長期にわたって継続して受注する安定したビジネスモデルにより展開している。一般廃棄物処理プラント分野での競合他社は、日立造船<7004>、JFEエンジニアリング(株)、日鉄エンジニアリング(株)、三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)などがあげられる。
同社は、1960年代から時代と共に変化してきたごみの性質や、排ガスなどの環境規制、エネルギー回収率の向上等、顧客からの様々な要望に対応してきた実績やノウハウから培った提案力が強みである。一般廃棄物処理プラントは、民間ノウハウ活用の観点から施設の建設と運営(O&M)を一括で発注するDBO方式が増加すると同時に、入札方式についても、価格以外に技術力、総合提案などを含む総合評価一般競争及びプロポーザル方式が増加しており、同社にとっては追い風である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
《SI》
提供:フィスコ