ポラリスHD Research Memo(8):安定収入を基礎とした堅実な利益体質の下、配当の実施を目指す
■株主還元策
ポラリス・ホールディングス<3010>は株主への還元手段として配当を行うことが重要であると認識している。しかし、現在は健全な財務基盤の構築の途上であり、直ちに配当を行うことができない。早急にこのような状況を脱し、安定収入を基礎とした堅実な利益体質の下、配当を実施したいとしている。
なお同社では、株主優待制度「ポラリス・ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」を導入している。中長期的に保有する株主への還元強化とともに、会員登録を通じた株主とのコミュニケーション活性化を目的としている。具体的には、毎年9月末に30単元(3,000株)以上保有の株主を対象に保有株式数に応じたポイントが贈呈され、ポイントに応じて株主限定の特設Weサイト「ポラリス・ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」から、米やブランド牛などのこだわりグルメ、スイーツや飲料類、銘酒、家電製品、体験ギフトなど5,000種類以上から選ぶことができる。また、社会貢献活動への寄付もある。なお、このポイントは「WILLsCoin」(株主優待共通コイン)を媒介として「プレミアム優待倶楽部」を導入する他の上場企業の株主優待ポイントと合算することも可能である。保有2年目以降には、より高いポイントが獲得できる仕組みもあり、長く保有するインセンティブになると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《SI》
提供:フィスコ