テリロジー---兼松エレクトロニクスと業務・資本提携
テリロジー<3356>は25日、兼松エレクトロニクス(KEL)<8096>と業務・資本提携を行い、KELを相手先とする第三者割当による新株発行並びに自己株式の処分を9月22日(予定)に行うことを発表。
同社は、IPネットワークに係る海外製品の輸入と国内企業向けに同社の製品をコアとしたソリューションを提供している。
KELは、ITインフラ基盤の構築ビジネスを、企業を中心に提供している。
今回の業務提携により両社は、それぞれの事業基盤を相互に強化・補完する協力関係作りを行い、セキュリティソリューション及びクラウドサービスの提供を行い、両社の取扱高の拡大、次世代セキュリティ技術の先進・先端技術の発掘及び新市場開発を協働で企図していくとしている。
同社はKELに対し、発行済株式総数の5%にあたる855,700株を、自己株式の処分(323,958株)と新株の発行(531,742株)にて割り当てる。調達資金額は、3.27億円(1株につき383円)。
同調達資金は、同社の新規セキュリティ商材を中心に取引拡大の実現、セキュリティ領域を中心に新市場の創造、人的資源確保・育成など、両社の協業関係を構築することを目的に使途する。
同社はKELとの協業で、OT・IoTセキュリティ技術・商品開発、クラウドセキュリティ技術・商品等の領域において存在感を高め、2025年3月期において、KELとの取引高を年商10億円レベルまで拡大を目指す。
《ST》
提供:フィスコ