バイク王&カンパニー---3Qは2ケタ増収・大幅な増益、仕入力強化および販売力強化により売上総利益も増益
バイク王&カンパニー<3377>は2日、2020年11月期第3四半期(19年12月-20年8月)決算を発表した。売上高が前年同期比12.2%増の163.49億円、営業利益が同814.6%増の6.32億円、経常利益が同311.7%増の7.55億円、四半期純利益が同647.7%増の4.88億円となった。
当第3四半期累計期間においては、仕入力の強化として、マスメディアの媒体構成の最適化とWEB を中心とした効果的な広告展開を推進し、人員の適正配置・拡充および育成強化を図り、顧客からの問い合わせに迅速に対応できる体制強化と仕入強化キャンペーンを実施した。また、販売力の強化としては、マーチャンダイジングサイクルの推進に加え、ホールセール販売において、新型コロナウイルス感染拡大当初見られたオークション相場の下落にいち早く反応するとともに、販売価格水準を維持するよう販売方法を工夫した。この取り組みは奏功し、リテール市場の回復もあってオークション相場は上昇した。また、リテール販売において、店舗の移転や増床、商品ラインアップの拡充を図るとともに、接客力向上および売り場改善による既存店の強化、通信販売の強化に努めた。
これらの取り組みによって、リテール販売台数は前年同期より増加、ホールセール販売台数は前年同期並みとなり、全体の販売台数はやや増加となった。また、平均売上単価(一台当たりの売上高)は前年同期を上回り、この結果、売上高は増収となった。加えて、平均粗利額(一台当たりの粗利額)が前年同期を上回ったことにより売上総利益も増益となった。
2020年11月期通期の業績予想については、売上高が前期比9.3%増の220.00億円、営業利益が同232.2%増7.00億円、経常利益が同136.3%増の8.50億円、当期純利益が同167.3%増の5.50億円とする9月29日に発表に上方修正した予想を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ