ソフトブレーン---2Q増収、営業イノベーション事業が業績に貢献
ソフトブレーン<4779>は30日、2018年12月期第2四半期(18年1月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比9.8%増の43.28億円、営業利益が同5.5%増の4.61億円、経常利益が同6.6%増の4.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.8%減の2.87億円となった。
営業イノベーション事業の売上高は前年同期比9.2%増の22.16億円、セグメント利益は同8.8%減の3.20億円となった。主力製品であるCRM/SFAソフトウェア「eセールスマネージャー」の販売がクラウド型を中心に堅調に推移したが、成長に向けての従業員数増加やオフィス移転等により人件費や諸経費等が増加した。
フィールドマーケティング事業の売上高は前年同期比16.1%増の18.06億円、セグメント利益は同56.8%増の1.58億円となった。フィールド活動一括受託などのストックビジネスが引き続き好調に推移していることに加え、店頭構築などのスポット案件についても前年を大幅に上回る受注もあり、売上伸長に寄与した。
システム開発事業の売上高は前年同期比13.8%減の2.00億円、セグメント利益は同9.6%増の0.04億円となった。一部大型案件の取引規模縮小の影響により減収となった。一方、費用面では、プロジェクト管理の徹底による収益性改善の見直しを図るなどコスト抑制にも取り組んだ結果、売上高費用比率は改善した。
出版事業の売上高は前年同期比16.5%減の1.05億円、セグメント損失は0.22億円(前年同期は0.18億円の損失)となった。売上面では書籍販売の減少を背景に減収となった。利益面については引き続きコストの抑制に取り組んだが、減収により損失幅も拡大となった。
2018年12月期の連結業績予想については、売上高が前期比10.0%増の89.00億円、営業利益が同21.1%増の11.50億円、経常利益が同20.7%増の11.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.8%増の7.50億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ