メタップスが急反発、ＥＣ決済を展開するペイデザインを完全子会社化

　メタップス<6172>が急反発となっている。１４日の取引終了後、ＥＣ決済事業などを展開するペイデザイン（東京都新宿区）の全株式を約２８億８０００万円で取得し、１４日付で完全子会社化したと発表しており、業容拡大への期待感から買いが入っている。

　ペイデザイン社は、ＥＣ決済事業に加えて、リアル店舗決済事業や家賃決済事業、電子マネー事業など幅広いサービスを提供している。今回の完全子会社化に伴い、メタップスの決済事業における年間取扱高は１０００億円を超える規模になる見通しで、決済を基盤としたフィンテック事業のさらなる拡大が期待されている。

　なお、第２四半期累計（１５年９月～１６年２月）連結決算は、売上高３１億４５００万円、営業損益３億２００万円の赤字、最終損益４億４６００万円の赤字だった。１６年８月期通期業績予想は、売上高９０億円（前期比２．２倍）、営業利益、純利益の黒字化の従来予想を据え置いているという。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）