佐渡汽船、前期経常が上振れ着地・今期は17％増益へ

した。営業利益は、原油価格の下落等で営業費用が削減されたこと等から前回発表を上回りました。それに伴い、経常利益は前回発表を上回りました。当期純利益につきましては、後述の「３．特別損失の発生」に記載のとおり、減損損失等の発生に前回発表を下回りました。　　以上の理由により、売上高11,706百万円、営業利益308百万円、経常利益185百万円、当期純利益482百万円に修正いたします。２．個別業績予想　　平成27年12月期の売上高につきましては、各種乗用車航送割引や12月のジェットフォイルダイヤ改正による増送効果も一部に見られましたが、前回見込んでいた輸送量を下回ったことが影響し、11月９日発表の見込みよりも減少しました。　　営業利益、経常利益につきましては、原油価格の下落による船舶燃料費が減少したこと、修繕費等の費用が減少したことから、前回予想よりともに改善しました。　当期純利益につきましては、後述の「３．特別損失の発生」に記載のとおり、減損損失等の発生により前回発表を下回りました。　　以上の理由により、売上高8,163百万円、経常利益124百万円、当期純利益590百万円に修正いたします。３．特別損失の発生（１）減損損失　　当社及び連結子会社は、当初想定していた収益が見込めなくなったため、「固定資産の減損に係る会計基準」」等に基づき、保有する固定資産（事業用資産）の減損処理を行いました。この結果、減損損失として個別で222,474千円、連結で400,455千円の特別損失を計上しております。（２）関係会社株式評価損　　当社は連結子会社の解散を決議し、同社は現在清算中であることから、個別で11,417千円の関係会社株式評価損を計上しております。　　なお、関係会社株式評価損は、連結決算においては消去されるため、連結損益への影響はありません。（３）関係会社事業損失引当金繰入額　　当社は、連結子会社の支援に伴う損失に備えるため、当該連結子会社の財政状態を勘案して引当金を計上するものであります。その結果、個別で関係会社事業損失引当金繰入額を37,098千円計上しております。

　　利益の配分にあたりましては、今後の経営環境の変化と計画的な投資設備に備えて一部を内部留保し財務体質の強化に努め、収益の向上を通して株主には安定した配当を維持することを基本方針としておりますが、平成27年12月期の期末配当につきましては、今後の当社を取り巻く環境が不透明な状況にあることから、総合的に勘案した結果、誠に遺憾ながら前回予想（平成27年11月９日発表）の未定から無配とさせていただきます。