コックス、今期経常を一転赤字に下方修正

ズ」「雑貨」をさらに強化すると同時に、商品の開発・仕入・販売過程を抜本的に見直すことで、レディースの回復を進めてまいりました。販管費についても、物流センターの統合、本社経費の見直しによるコスト削減に取り組みました。　ブランド別では、主力の「ｉｋｋａ」については、現有店舗を「カップル型」「シニアシフト型」「ファミリー型」に類型化し、業態のブラッシュアップを進め、「ファミリー型」２店舗を新規出店しました。また、「CURRENT」を「ｉｋｋａ」事業部内に組織再編し、運営の効率化を図るとともに、「ｉｋｋａ」のアウトレット機能を担うことで在庫循環を進め、荒利益率の回復を図ってまいりました。　「ＬＢＣ」は、生活雑貨の商品ラインナップの拡充、服飾雑貨の直接輸入販売商品の拡大等により、坪効率の改善を図ってまいりました。　「VENCE EXCHANGE」は、メンズ・雑貨拡大による坪効率の改善を図ってまいりました。メンズ強化が順調に進んだことで、第３四半期においては既存店売上高前年実績（同日対比）を超過しました。また、「デジタルシフト」のトレンドに沿い、ネットとリアル店舗との相互送客を進め、９月には日本最大のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」、10代～20代女性向けガールズショッピングサイト「LA BOO（ラブー）」へ新たに出店いたしました。　　しかしながら、第３四半期においては、９月の残暑による秋物商品立ち上がりの遅れや、10月以降平年より気温が高く推移したことも影響し、売上高・荒利益拡大を図るべく取り組んでいたニット・アウターなどの冬物商品の動きが前年より２週間ほど遅れました。11月においても上旬まで高い気温で推移したため、利益を最大化する冬物アウター商戦での商品の動きは月度中旬以降となり、売上高・荒利益は計画と乖離し、第３四半期の業績に大きく影響しました。12月以降においては、気温の低下とともにアウターが堅調に推移し、売上高はやや回復傾向にあるものの、競合他社との値下げ販売激化により、荒利益高は厳しい数値となりました。　以上の結果、通期業績予想を修正いたしました。（注）上記の業績予想は、本資料発表日現在において、入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。