ＮＣＳ＆Ａが反落、プロジェクトの採算悪化などで１５年３月期業績予想を下方修正

　ＮＣＳ＆Ａ<9709>が反落。１８日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１７０億円から１６５億円（前期比７．３％増）へ、営業損益を同２億円の黒字から２億３０００万円の赤字（前期２億９８００万円の黒字）へ、純利益を同１０億円から４億１０００万円（前期比９．５倍）へ下方修正したことが嫌気されている。引き続き厳しい受注環境が続くなかで、売上高は前期を上回るものの期首受注残の減少を挽回するには及ばず前回予想を下回る見込みに加えて、単価の上昇によるプロジェクトの採算悪化やアクセスとの経営統合に伴う一時経費などが損益悪化につながったとしている。
　一方で、期末一括配当は従来予想の６円から１０円に上方修正したが、これに対する反応は限定的。アクセスとの合併に伴い、商号を日本コンピューター・システムからＮＣＳ＆Ａに変更し、新たなスタートを切ったことを記念して４円の記念配当を実施する。

ＮＣＳ＆Ａの株価は９時３０分現在３００円（▼１２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）