<注目銘柄>=メドレー、人材PF牽引役に高成長
メドレー<4480>は、8月16日につけた年初来高値6040円をピークに調整しているが、医療や介護分野の慢性的な人材不足を背景とした成長力を十分に織り込んだ水準とはいえず、再騰に向かう可能性が高い。
同社は、日本最大級の医療介護求人サイト「ジョブメドレー」をはじめとする人材プラットフォーム(PF)事業と、クラウド電子カルテやオンライン診療支援システム、オンライン診療・服薬指導アプリなどを展開する医療PF事業が事業の二本柱。注目は慢性的な医療・介護分野の人手不足を背景にした人材PF事業の成長力で、テレビCMによる認知度向上で会員数が着実に増加している一方、安価な成果報酬から、事業者からの支持も得ており好調を持続。23年12月期上期で同事業の売上高は前年同期比43.7%増、営業利益は同45.6%増となったが、今後も安定的な成長が期待でき、業績を牽引しよう。
一方、医療PF事業は赤字が続くが、主要サービスの開発は概ね完了しており、ARPU(1ユーザー当たりの平均売上高)や利用医療機関数の増加に伴い、クラウド電子カルテやオンライン診療支援システムなど主要サービスが順次黒字化し、25年12月期には営業黒字転換を達成するとみられている。事業の両輪が拡大することで、中期的な成長力は強まりそうだ。
会社側では中間決算発表と同時に、23年12月期の営業利益予想を16億3000万円から22億5000万円(前期比74.4%増)へ上方修正したが、調査機関のなかには、今期営業利益27億円強、来24年12月期は同44億円弱を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、日本最大級の医療介護求人サイト「ジョブメドレー」をはじめとする人材プラットフォーム(PF)事業と、クラウド電子カルテやオンライン診療支援システム、オンライン診療・服薬指導アプリなどを展開する医療PF事業が事業の二本柱。注目は慢性的な医療・介護分野の人手不足を背景にした人材PF事業の成長力で、テレビCMによる認知度向上で会員数が着実に増加している一方、安価な成果報酬から、事業者からの支持も得ており好調を持続。23年12月期上期で同事業の売上高は前年同期比43.7%増、営業利益は同45.6%増となったが、今後も安定的な成長が期待でき、業績を牽引しよう。
一方、医療PF事業は赤字が続くが、主要サービスの開発は概ね完了しており、ARPU(1ユーザー当たりの平均売上高)や利用医療機関数の増加に伴い、クラウド電子カルテやオンライン診療支援システムなど主要サービスが順次黒字化し、25年12月期には営業黒字転換を達成するとみられている。事業の両輪が拡大することで、中期的な成長力は強まりそうだ。
会社側では中間決算発表と同時に、23年12月期の営業利益予想を16億3000万円から22億5000万円(前期比74.4%増)へ上方修正したが、調査機関のなかには、今期営業利益27億円強、来24年12月期は同44億円弱を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS