【経済】クリスマス休暇が失業保険申請件数のデータを歪めている可能性

＊米新規失業保険申請件数（12月27日週）22:30
結果　19.9万人
予想　21.8万人　前回　21.5万人（21.4万人から修正）

＊失業保険継続需給者数（12月20日週）22:30
結果　186.6万人
予想　190.2万人　前回　191.3万人（192.3万人から修正）

　この日発表の米新規失業保険申請件数は予想を大きく下回り、労働市場の底堅さを示した。ただ、エコノミストは、休暇シーズン前後のデータでもあり、割り引いて見る必要があると述べている。クリスマス週の申請件数は前回の２１．５万件から１９．９万件に減少した。予想は２２万件だった。

　エコノミストは「今年の休暇週における季節調整の問題は過去よりも遥かに大きいようで、申請件数データからより信頼できるシグナルが得られるのは１月後半になるかもしれない」と指摘している。

　それでも、今回の数字はレイオフが低水準に留まっていることを示しており、同エコノミストは来週発表される１２月の米雇用統計で非農業部門雇用者数（ＮＦＰ）が７万５０００人増加すると予想している。しかし、労働参加率のさらなる上昇もあり、失業率は４．７％に上昇すると引き続き予想しているとも述べている。

株探ニュース