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【注目】トランプ大統領、ウクライナ和平計画で進展あったと言及

 トランプ大統領は28日、プーチン大統領と電話で会談し、その後、ゼレンスキー大統領と会談した後、ウクライナとロシアの戦争を終結させる計画で進展があったと述べた。

 ゼレンスキー大統領とトランプ大統領は28日、トランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で会談し、ここ数週間でウクライナと米国の交渉担当者が修正した20項目の草案について検討した。ゼレンスキー大統領は、トランプ大統領がプーチン大統領に対してより大きな圧力をかけ、取引を行うことを期待している。

 楽観的発言にもかかわらず、双方とも何が解決されたかの詳細は明らかにせず、合意に向けた具体的な進展の兆候も示さなかった。

 トランプ氏はゼレンスキー氏の到着後、記者団に対し「両大統領とも取引をまとめたいと考えている」と述べた。数時間後、トランプ氏はその楽観的な見方を維持したが、ロシアが望む係争地域の扱いなど、大きな障害が残っていると指摘した。

 ロシア政府は、プーチン大統領が2つの作業部会を設置する提案に同意したと発表した。1つは安全保障問題、もう1つは経済問題に焦点を当てる。プーチン大統領の補佐官による声明によると「これらの作業部会の開始時期は近い将来、おそらく1月初旬にはさらに合意される予定だ」という。

 トランプ大統領は、プーチン大統領との電話会談は順調に進み、約2時間半続いたと述べた。トランプ大統領は「プーチン大統領は、エネルギーや電力などを非常に低価格で供給することを含め、ウクライナの成功に対し非常に寛大な気持ちを持っていた」と述べ、「電話会談では多くの朗報が得られた」とした。ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領によるウクライナへの期待を巡るこの発言に対し、静かに笑っていた。

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