【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ACCESS、東邦鉛、YEデジタル
ACCESS <日足> 「株探」多機能チャートよりACCESS<4813>が続急騰。ここ25日移動平均線を上値抵抗ラインとする下降トレンドが続いていたが、きょうは同移動平均線をマドを開けて上回る可能性が高く波動転換を示唆している。同社は23日取引終了後、同社の米子会社IP Infusionがアラブ首長国連邦に本社を置くEvollabs Techとホワイトボックス型ネットワーク機器向け統合ネットワークOS「OcNOS」の提供にかかわる契約を締結し、対価の一部が入金されたことを発表した。期間3年間、総額7000万ドルの契約で、25年中に支払いを求める3000万ドルのうち、1000万ドルが既に入金された(通期業績予想には織り込み済み)としている。これを手掛かり材料に目先上値を見込んだ短期資金が集中した。
■東邦亜鉛 <5707> 998円 +90 円 (+9.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
東邦亜鉛<5707>が大幅高で4連騰で新値街道をまい進。鉛及び銀製錬の大手で、ここ金市況だけでなく銀市況や銅市況が軒並み史上最高値を更新するなど貴金属・非鉄市況の上昇圧力が一段と強まっており、同社株にも追い風として意識されている。今期の業績については大幅営業減益予想にあり、最近の株価上昇を受けて貸株市場を通じた空売りのターゲットとなっていたが、足もとでその巻き戻しが入り株価を突き上げる形となっている。
■YE DIGITAL <2354> 811円 +60 円 (+8.0%) 本日終値
YE DIGITAL<2354>が急反騰。一気に800円台を回復する展開となり、今月15日につけた高値788円を奪回し新高値圏に突入した。ERPを軸とした業務システム構築などのビジネスソリューション事業と、組み込みソフト開発などのIoTソリューション事業を収益の2本柱としているが、いずれも好調で足もとの業績は拡大基調を強めている。23日取引終了後に発表した25年3~11月期決算は営業利益が前年同期比29.6%増の12億3800万円と高水準の伸びを達成し、特に9~11月期は前年同期実績の3.8倍と急拡大した。これがサプライズとなり株価を押し上げる格好となっている。
■サイフューズ <4892> 588円 +38 円 (+6.9%) 本日終値
サイフューズ<4892>が後場急伸。午後3時ごろ、クラレ<3405>と業務・資本提携を締結し、クラレに対し第三者割り当てによる新株発行を行うと発表しており、これを好感した買いが株価を押し上げた。26年1月9日を払込期日としてクラレを割当先として35万2100株を発行する予定で、第三者割当増資後のクラレの持ち株比率は3.53%となる。サイフューズ独自の基盤技術「バイオ3Dプリンティング」とクラレの「高品質なモノづくり力(素材開発力)」を戦略的に融合させることを目的としており、サイフューズの革新的な3D細胞製品の製造プロセスに、「マイクロキャリア〈スキャポバ〉」などのクラレの高品質な培養関連資材を活用することで、大量培養の効率化とコストダウンの両立という産業化へ向けた次世代の細胞製品生産システムを確立することを目指すとしている。
■アシロ <7378> 1,563円 +47 円 (+3.1%) 本日終値
アシロ<7378>が4日続伸。23日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに拠点を置く投資顧問会社アセット・バリュー・インベスターズによる株式保有割合が8.45%から9.89%に上昇したことを受けて、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的として、純投資及び持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為を行う可能性があるとしており、報告義務発生日は12月16日。なお、アセット・バリューは前週末19日に大量保有報告書を提出し5%超を保有していることが判明して以降、連続で変更報告書を提出したことになる。
■インターアクション <7725> 1,437円 +33 円 (+2.4%) 本日終値
インターアクション<7725>が反発。23日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、ケイマン諸島に拠点を置く投資運用会社シルバーケイプ・インベストメンツによる株式保有割合が10.70%から12.25%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資または場合により重要提案行為を行う可能性があるとしており、報告義務発生日は12月16日。
■ビューティガレージ <3180> 1,556円 +24 円 (+1.6%) 本日終値
ビューティガレージ<3180>が反発。23日の取引終了後、美容サロン向け関連商品のECサイトなどを展開する同社は、サロンの出店を支援するサービス「スマート経営プラン」の提供を始めたと発表した。同サービスは連結子会社のBGパートナーズが運営する。同社は従来からサロンの出店支援サービスとして初期費用を立て替える「店舗まるごとリース」を展開してきたが、新プランでは給与計算やPOS・決済システムといったバックオフィス業務も包括的に提供する。同社によると、バックオフィス業務の負担がサロンの成長を制約する事例が多いうえ、独立を躊躇(ちゅうちょ)する原因となっているケースも一定数あるという。
■ANAPHD <3189> 272円 +4 円 (+1.5%) 本日終値
ANAPホールディングス<3189>は続伸。23日の取引終了後、100%子会社のANAPライトニングキャピタルが、トークン管理発行サービスやビットコイン特化型カストディソリューションなどを提供する米ブロックストリーム社のブランドや技術、プロダクトなどについて、日本市場での普及推進を目的とした基本合意書を同社と締結したと発表。これを手掛かりとした買いが入った。合意の有効期間は原則3年間で、以降1年ごとの自動延長を予定する。ブロックストリームは今年2月に東京オフィスの開設を発表していた。
■東京機械製作所 <6335> 474円 +5 円 (+1.1%) 本日終値
東京機械製作所<6335>が4日続伸。同社は23日、下野新聞社(栃木県宇都宮市)から次世代型標準輪転機「COLOR TOP ECOWIDE 3」2セットを受注したと発表しており、好材料視された。「COLOR TOP ECOWIDE 3」は、最新の技術を取り入れ、損紙やメンテナンスコストの低減にも寄与する4×1型の新型輪転機で、1時間あたり最大13万部・32ページ(24ページカラー対応)の新聞印刷が可能な機械構成となっている。今回、下野新聞社から2セットを受注したことで9セット目の受注となり、下野新聞社への輪転機納入は約120年ぶりになるという。
■DMソリュ <6549> 1,600円 +17 円 (+1.1%) 本日終値
ディーエムソリューションズ<6549>が続伸。23日の取引終了後、高度外国人材紹介事業が、東京都が主導する中堅企業支援プログラム「都内産業の活性化に向けた中堅企業の成長促進支援事業」(通称Next Edge Tokyo)に採択されたと発表しており、好材料視された。「Next Edge Tokyo」は、東京都内の中堅企業が「非連続的な成長(飛躍的な事業拡大)」を遂げることを目的とした支援事業で、採択企業は事業計画の策定から実行に至るまで、専門家による伴走支援と1億円を上限とする経費支援を受けることができる。DMソリュでは26年2月からグループ入りするオリジネーターが高度外国人材紹介事業を展開しており、今回の採択により資金的な支援にとどまらず、大手企業・都内学校法人との関係強化やブランド価値の向上と人材獲得などが期待されている。
●ストップ高銘柄
パワーエックス <485A> 2,040円 +400 円 (+24.4%) ストップ高 本日終値
誠建設工業 <8995> 2,657円 +500 円 (+23.2%) ストップ高 本日終値
TORICO <7138> 474円 +80 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値
ウェリタス <130A> 610円 +100 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
GMOインターネット <4784> 980円 +150 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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