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【市況】<マ-ケット日報> 2025年12月19日

 19日の市場は日経平均が反発。終値は前日比505円高の4万9507円だった。前日の米国株が上昇した流れに乗って朝から買い先行のスタート。米国で半導体などハイテク株に対する買い安心感がやや戻ってきたことで国内でも同様の動きが広がっている。昨日に一時1カ月ぶりの安値水準まで達したことで下値到達感も働いているようだ。先物を中心に売り方の買い戻しもあって、市場には目先の底打ち感が出ている。

 昨日の米国市場はインフレ指標の落ち着きを好感してダウ平均は5日ぶりに小反発した。この日発表した11月の消費者物価指数が事前予想を下回る伸び率となったことから市場に安心感が広がった。また、来年のFRBの利下げにも勢いが出るとの見方も一部では出ており先取りする動きもあったようだ。半導体のマイクロンの決算が事前予想を上回りハイテク株全般に見直し買いが入り、ナスダック指数はダウ平均以上の上昇率を演じていた。

 さて、東京市場は日銀の金融政策会合前の調整が一巡し徐々に戻りを試す展開となっている。トピックスが25日移動平均線上をキープしたことで全体の上昇基調に今のところ変わりはない。クリスマスや年末年始の接近で来週以降は大口投資家の動きが減り指数が大きく変動する可能性は低くなってくる。総論より各論で来週は個別株中心の相場となるだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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