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【経済】【クラファン・優待】IPOへ爆進! ゴーグル不要のXR"没入型ディスプレイ"のEVISION、12月20日募集開始

 独自の"没入型ディスプレイ"を開発する株式会社EVISION(東京都目黒区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは12月20日14時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:504万円、上限募集額:4995万円
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ 3回目(1回目は5490万円、2回目は4500万円調達)
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ 株主優待あり:自社関連の公演を鑑賞できるペアチケット
・ みなし時価総額:9億1512万円
・ 類似上場企業:CRIミドルウェア <3698> [東証G]、カヤック <3904> [東証G]、ピービーシステムズ <4447> [東証G]、monoAI technology <5240> [東証G]、エスユーエス <6554> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

ゴーグル不要で立体映像を投影

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

 EVISIONの奥秀太郎代表は映画監督・映像作家でもあり、映画では「カインの末裔」(ベルリン国際映画祭正式出品)、舞台演出では「ペルソナ」シリーズなどを監督。これまでに1000以上の作品に参加しています。

 同社には、東京大学先端科学技術研究センターの稲見昌彦教授も取締役として参画。同氏は「光学迷彩技術」研究で知られており、文部科学大臣表彰科学技術賞などを受賞しています。



 同社は、ゴーグル不要で空間に立体映像を投影する「イマーシブディスプレイ」を開発しています。

 前期の売上高は約2.3億円(前々期比約2.6倍)と当初の事業計画を上振れており、IPOを目標に今期は同約3.6億円を計画。次の成長ドライバーとして、ディスプレイの大型化による利用拡大と国際展開を視野に入れたコンテンツ開発を推進中です。

 イマーシブディスプレイは舞台演出などのエンターテインメント領域のほか、教育や医療の現場での利活用も進めており、大阪・関西万博ではバイオベンチャーを通じて、大阪ヘルスケアパビリオン内で活用されています。



従来のVRでは難しかった"新たな没入体験"を

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(出典:FUNDINNO)

 従来のVR映像では、専用のゴーグルやヘッドセットなどが必要で、「機材の重さやつけ心地によって没入感が損なわれる」「個々人が別の映像を見ているため、体験の共有が難しい」などの課題がありました。

 一方、同社は、肉眼で見られるイマーシブディスプレイを中心に、臨場感のある没入体験を提供しています。

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

 同社が有する最先端のコア技術は以下の通りです。

①光学迷彩技術
再帰性反射材を使用したマントに背景と同じ映像を投影することで、マントをかぶった人や物が透明になったように見える技術。

②空中結像技術
半透明鏡や再帰性反射材パネルを用いて反射させた光を1点に集めることで、何もない空間に映像を映し出す技術。ゴーグル不要で、霧などの煙霧媒体を充満させる必要もない。

③リアルアバター技術
96台のカメラを用いてさまざまな角度から撮影し、高精度の3Dアバターを制作する技術。「その人のその瞬間を保存する」ことができ、3Dアバターと実物のダンサーを組み合わせるといった演出が可能に。

事業内容・競争優位性・ビジネスモデル

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(出典:FUNDINNO)

 同社のイマーシブディスプレイは、プロジェクターなど従来のスクリーン映像とは異なる、強い立体感と臨場感が特徴です。

 2025年7月より本格的に販売を開始し、これまでに約110台を販売。自主作品のほか、国際規模の展示会や博覧会、ミュージカルやバレエなどの舞台演出でも、新たな演出手法として採用されています。

 イマーシブディスプレイを中心に体験型コンテンツの企画・制作も行っています。

 代表作「VR能 攻殻機動隊」は、人気SF漫画を日本の「能」と融合させたもので、2020年の初演以来、国内外で十数回再演。原作漫画にも登場する光学迷彩技術など、現実のステージに仮想空間を出現させる演出が好評で、毎回4000人以上を動員しました。

 2025年12月26日からは「KizunaAI」主演作品「SWAN LAKE~starring KizunaAI」の全国ロードショーも決定しています。

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(出典:FUNDINNO)

 同社は自社の強みとして、デバイスとコンテンツ双方を自社開発できる点を挙げています。研究開発から演出・制作までを内製化することで技術の蓄積が進み、ディスプレイの認知拡大につなげています。

 東京大学、慶應義塾大学、宇都宮大学オプティクス研究センター、フランス国立研究所(CNRS)との共同研究も継続。2025年11月より、奥代表がCNRSにアーティスティックディレクターとして参画し、科学と芸術を横断する研究基盤を強化しています。

 また、同氏は大手配給会社や主要IP企業などと多数の連携実績があり、これを生かすことで、イマーシブコンテンツの企画から制作・供給までをスムーズに展開できる体制を整えており、事業成長の重要な基盤となっています。

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(出典:FUNDINNO)

 イマーシブディスプレイは、用途に応じて大型・中型・小型の3タイプを開発しています。

 大型は映画館・舞台・ライブ演出向けに設計しており、ミュージカルやARライブなどの現場で導入実績があります。中型はイベント会場や商業施設向けで、現在はコンビニや道の駅などへの導入を進めています。

 小型は「推し活」領域での需要を見込んだ個人向けで、卓上サイズのディスプレイにVTuberやキャラクターコンテンツが立体的に表示される仕組みを開発中です。

2028年4月期IPOを計画

【タイトル】
(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・CRI・ミドルウェア <3698> [東証G]
・カヤック <3904> [東証G]
・ピー・ビーシステムズ <4447> [東証G]
・monoAI technology <5240> [東証G]
・エスユーエス <6554> [東証G]

株主優待

【基準日】
毎年10月末日

【優待内容】
対象:株主全員

同社が関係する公演を鑑賞できるペアチケットをプレゼントする。
※チケットの種類は保有株数・各公演に応じて変動。
※次回優待は2026年秋~冬公開の作品を予定。

【申し込み方法】
・基準日経過後、IRで公演の詳細や申し込み方法を案内する。
・申し込み時の氏名、住所と株主名簿の氏名、住所を照合して利用の確認を行う。

【注意事項】
・1年に1回(1作品)のみ鑑賞できる。
・席の変更には応じられない。
・希望の公演が定員に達した場合、別の公演を案内する可能性がある。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社EVISION
東京都目黒区駒場四丁目6番1号 東京大学駒場IIキャンパス連携研究棟A407
資本金:140,450,000円(2025年10月23日現在)
発行済株式総数:10,168株(同)
発行可能株式総数:24,000株
設立日:2019年10月28日
決算日:7月31日

■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 奥秀太郎

■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 555株

■募集株式の払込金額
1株当たり 90,000円

■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額504万円を以下の目的に充てる予定。
研究開発費 404万円
手数料 99万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額4,491万円(目標募集額504万円と上限募集額4,995万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
研究開発費 2,500万円
コンテンツ制作費 1,101万円
手数料 889万円

■投資金額のコース及び株数
90,000円コース(1株)
180,000円コース(2株)
270,000円コース(3株)
360,000円コース(4株)
450,000円コース(5株)
900,000円コース(10株)
1,800,000円コース(20株)
2,700,000円コース(30株)
3,600,000円コース(40株)
4,500,000円コース(50株)
9,990,000円コース(111株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(5株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,990,000円コース(111株)を上限とする。

■申込期間
2025年12月20日~2026年1月7日

■目標募集額
5,040,000円(上限募集額 49,950,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は39,960,000円とする。

■払込期日
2026年1月30日

■連絡先
株式会社EVISION
電話番号:03-6823-4713
メールアドレス:office@evision.co.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

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