【注目】中国の財政刺激策、２６年上半期に前倒しの公算

　エコノミストは、中国の財政刺激策は来年の上半期に前倒しされる見通しで、主に政府債発行の増加によって推進される公算が大きいと述べている。１１月分の経済指標が内需の持続的な弱さを示しており、経済支援の負担の多くが政策措置にかかっていると指摘している。

　最近の中央政府経済工作会議で、より積極的な財政姿勢と適度に緩和的な金融政策を示唆する文言が示されたことは概ね予想通りで、政策の継続性を強化するものだと付け加えている。

　中国政府の成長目標が５％に近いと仮定した場合、中国の財政赤字は２０２６年に０．８ポイント拡大してＧＤＰ比１０．６％になると予想している。


株探ニュース