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【注目】ビットコイン、下げ一服 このあとの米雇用統計待ち 

*ビットコイン(ドル)(NY時間07:28)(日本時間21:28)
87136.88(+932.43 +1.08%) 高87320.56 安85276.72
円建参考値 1348万6175円(+144312 +1.08%)

*イーサ(ドル)
2950.66(+5.30 +0.18%) 高2978.12 安2879.81
円建参考値 45万6674円(+821 +0.18%)

*XRP(ドル)
1.9269(+0.0354 +1.87%) 高1.9313 安1.8528
円建参考値 298.23円(+5.48 +1.87%)

 本日のビットコインは下げが一服。このあと日本時間22時半の米雇用統計の結果待ちの雰囲気が強まっている。暗号通貨の上値は再び重くなっており、ビットコインも一時8万5000ドル台まで下落していた。

 重要な米経済指標や相次ぐ各国中銀の政策決定を前に、投資家がリスク資産へのエクスポージャーを縮小する動きを強めている。今週は本日の米雇用統計と米小売売上高のほか、木曜日に米消費者物価指数(CPI)が公表され、木曜日にはECB理事会と英中銀、金曜日には日銀が政策決定を行う予定となっている。

 デジタル資産トレジャリー(DAT)企業の代表格であるストラテジー<MSTR>がビットコインを2週連続で約10億ドル相当購入していた。開示情報で明らかとなっている。最近の下落後も購入姿勢をさらに強めている。

 15日の開示によると、8日から14日までに9億8030万ドル分のビットコインを追加取得した。7月以降で最大の取得規模で、2週連続で1万ビットコイン超を購入したのは1月以来。

 購入資金の大部分は、「アット・ザ・マーケット(ATM)」方式での株式発行による増資で資金を調達。また、4種ある永久優先株のうち3種を発行する方法でも資金を確保したという。同社が保有するビットコインの価値はおよそ590億ドルに上る。

 同社は先週、MSCIに対し、総資産の50%を超える暗号資産を保有する企業を指数から除外するというルール案を撤回するよう要請した。MSCI指数委員会に宛てた書簡の中で、計画通りに進めば非常に有害な結果を引き起こすと警告した。この決定は2026年1月15日までに下される見通し。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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