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【注目】ビットコイン、戻り売り優勢 一時9万ドルを割り込む場面も

*ビットコイン(ドル)(NY時間07:38)(日本時間21:38)
90304.63(-2091.47 -2.26%) 高92718.59 安89431.13
円建参考値 1405万8625円(-325600 -2.26%)

*イーサ(ドル)
3204.40(-136.49 -4.09%) 高3355.95 安3168.80
円建参考値 49万8861円(-21249 -4.09%)

*XRP(ドル)
2.0095(-0.0385 -1.88%) 高2.0585 安1.9939
円建参考値 312.84円(-5.99 -1.88%)

 きょうのビットコインは戻り売りが優勢となっており、一時9万ドルを割り込む場面も見られた。前日は9万4000ドル台まで買い戻されていたが上値を維持できていない。イーサやXRPなども軒並み下落。

 FRBが利下げに踏み切り、経済の先行きに楽観的な見方を示したことで、米株式市場など他のリスク資産は上昇する中、暗号通貨は上値の重い展開が続いている。10月初旬の大規模な清算イベントを起点に数週間に渡って売りが続き、190億ドル相当のロングが吹き飛んだ。それがトラウマになっているのか、米利下げを受けた米株高にもかかわらず、センチメントを押し上げる効果は限定的となっている。「他のリスク資産との明らかなデカップリングだ」との声も出でいる。
 
 一方、マイケル・セイラー氏率いる代表的な暗号資産トレジャリー企業のストラテジー<MSTR>が、12月1-7日にけけて9億6270万ドル相当のトークンを取得したことが明らかとなった。7月以降で最大の取得規模だが、それでもビットコインを9万4000ドル台に留めることはできていない。「需要が構造的な売りに押しつぶされていることが確認された」との声も出ていた。

 ビットコインの次の重要な下値メドは8万8500ドル。その水準は「絶対に割れたくない重要な水準」になるという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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