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【注目】ビットコイン、再び9万ドル台を回復 目先はレンジ取引の可能性も指摘される

*ビットコイン(ドル)(NY時間07:21)(日本時間21:21)
91820.13(+1586.25 +1.76%) 高92285.50 安89048.75
円建参考値 1429万0885円(+246884 +1.76%)

*イーサ(ドル)
3136.83(+50.91 +1.65%) 高3180.00 安3015.61
円建参考値 48万8216円(+7923 +1.65%)

*XRP(ドル)
2.0904(+0.0406 +1.98%) 高2.1243 安2.0139
円建参考値 325.35円(+6.32 +1.98%)

 きょうのビットコインは反発しており、再び9万ドル台を回復。一時9万2000ドル台に上昇している。9万ドルを割り込むと買い戻しのオーダーも入ってくるようだ。今週のFOMCで追加の利下げが見込まれる中、リスク選好の高まりを背景に買戻しが入っている模様。

 エコノミストからは「FRBは今週利下げを実施すると予想しているが、その後についてはデータ次第との姿勢を示すだろう」と述べている。

 短期金融市場では来年にかけて、今回を含めてあと3回か4回の利下げを見込んでいる。今回のFOMCでは委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表される。

 上記エコノミストは、パウエル議長が来年の利下げペース鈍化を示唆する可能性があるとも指摘している。労働市場の指標はまちまちで、最近のデータだけではFRBが積極利下げの継続を示すには説得力に欠けるという。ただ、来年5月で議長が交代することから、その辺は未知数ではある。

 下げ止まりの兆候も見せているビットコインだが、積極的に買い戻そうという雰囲気まではない。一部からは、目先はレンジ取引に入る可能性も指摘されている。

 オプション市場のデータによると、12月下旬に期限を迎えるオプションの建玉が、長期のオプションの建玉を大幅に上回っている。短期的にボラティリティーが低いと見込む投資家が、プレミアムを得る目的でオプションを売却しているためだという。それは、目先はレンジ取引への明確な志向が見られることを意味すると指摘。

 一方、長期のオプションの需要は依然として増加しており、当面はレンジ取引を見込むものの、将来的な大きな値動きに備える姿勢も見られるとも付け加えている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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