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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アイスペース、ギフトHD、チヨダ

アイスペース <日足> 「株探」多機能チャートより
■ispace <9348>  432円  +7 円 (+1.7%)  本日終値
 ispace<9348>は4日ぶりに反発。3日の取引終了後、日本航空<9201>及び同社グループ会社2社と11月28日に月面輸送・運航分野での協業に向けた基本合意書を締結したと発表しており、材料視した買いが入った。アイスペースのランダー(月着陸船)や関連施設にJALグループが航空分野で培ってきた知見を活用し、将来の月面生活圏及び輸送機の高頻度な離着陸を支えるシステム・基盤構築で共創を進める。更にアイスペースの主力事業である月面輸送サービスにおけるペイロード(荷物)搭載枠の販売連携やJALグループの一般顧客向け宇宙関連サービスに関する新たな協業も検討していく。

■ギフトホールディングス <9279>  3,260円  +40 円 (+1.2%)  本日終値
 ギフトホールディングス<9279>がしっかり。家系ラーメンの「町田商店」などを展開する同社が3日の取引終了後に発表した11月度の直営店売上速報で、既存店売上高が前年同月比4.0%増となり、40カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温が平年に近い水準の地域が多く、全国的に外出しやすい気候が続いたことに加えて、曜日並びで前年と比べて休日が2日多かったことなどが寄与した。

■チヨダ <8185>  1,027円  +12 円 (+1.2%)  本日終値
 チヨダ<8185>がしっかり。3日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.6%増と10カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。気温の低下に伴い、防寒ブーツを中心とした冬物が好調に推移したほか、ブラックフライデーセールによってスニーカーの売り上げが伸長したことが牽引した。

■アークランズ <9842>  1,884円  +21 円 (+1.1%)  本日終値
 アークランズ<9842>は4日ぶり反発。3日取引終了後、11月の月次動向を発表した。既存店売上高は小売り事業で前年同月比0.5%増、外食事業の「かつや」で同4.8%増と、両事業とも2カ月連続でプラスとなった。全店ベースでは小売り事業が同3.4%増、外食事業が同9.0%増だった。これが好感された。

■建設技術研究所 <9621>  2,932円  +32 円 (+1.1%)  本日終値
 建設技術研究所<9621>は4日ぶりに反発。この日、同社とグループ会社の地圏総合コンサルタントが、英国やマレーシアなどに拠点を置く大手海底地盤調査企業であるエンバイロス・サーベイ&コンサルタンシー社と、洋上風力発電事業の海底地盤調査分野における業務提携に関する覚書を締結したと発表しており、好材料視された。3社が連携することで、わが国で今後、拡大が見込まれる洋上風力発電事業において、海底地盤調査分野への市場参入を目指すとしている。

■ワールド <3612>  2,991円  +13 円 (+0.4%)  本日終値
 ワールド<3612>が続伸。3日の取引終了後に発表した11月度の国内小売事業の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比2.1%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。中旬の冷え込みでコートの売れ筋がウールからダウンへ移行したほか、継続して好調なカーディガンとパンツでも冬素材アイテムが本格稼働した。また、雑貨ではクリスマス商品が急浮上したほか、引き続き調理器具も好評だった。なお、休日数が前年より2日多かった影響が4.5%あったと推計している。

■電通総研 <4812>  7,680円  +30 円 (+0.4%)  本日終値
 電通総研<4812>が反発。3日の取引終了後に、12月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ株式の流動性を高めるとともに、投資家層の拡大を図ることが目的という。

■内田洋行 <8057>  9,880円  -1,040 円 (-9.5%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 内田洋行<8057>が続急落した。同社は3日の取引終了後、26年7月期第1四半期(7月21日~10月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比52.4%増の801億1600万円、経常利益は同89.0%増の32億9500万円だった。大幅な増収増益で着地したものの、経常利益は通期の計画(163億円)に対して進捗率は20%となった。「ウィンドウズ10」のサポート終了による更新需要の恩恵が期待されていただけに、やや物足りなさが意識されたようだ。10月のウィンドウズ10のサポート終了に伴って、パソコン更新やキッティングなどのIT関連サービスが拡大したほか、社員の位置情報やオフィスビルに関するデータを可視化しコミュニケーションを促すソリューションでの大型案件の獲得も業績を牽引したという。同社はウィンドウズ10のサポート終了に伴う需要は第1四半期で収束するとしながらも、第3四半期にGIGAスクールの端末更新需要がピークを迎え、オフィス関連事業分野も案件が拡大する見込みだとしている。

■アライドアーキテクツ <6081>  310円  +80 円 (+34.8%) ストップ高   本日終値
 アライドアーキテクツ<6081>がストップ高。3日午前11時過ぎ、ウィスク・イー(東京都千代田区)が輸入代理店を務めるアイリッシュウイスキーブランド「バスカー」のインスタグラムリール動画について、アライドアキによる顧客インサイトの発見とSNSマーケティング施策の最適化支援を受けて制作した動画の再生数が50万回を突破したと発表しており、前営業日3日から引き続き買い進まれた。アライドアキによると、普段の動画の再生回数は1万ほどだった。同社は今回の最適化支援に当たり、自社のデータプラットフォーム「Kaname.ax」に取り込んだSNSのユーザー生成コンテンツやECのレビューなどを独自のAI技術で分析し、商品・ブランドを購入・利用する際のきっかけを導き出すサービス「CEPsリスニング」を実施した。

■ブルーイノベーション <5597>  1,605円  +137 円 (+9.3%)  本日終値
 ブルーイノベーション<5597>は大幅続伸。3日の取引終了後に、台湾のドローンメーカーであるエアロプロビング社とブランドライセンス契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の契約は、両社がこれまで培ってきた技術力・事業経験を相互に生かすことで、アジア市場における新たな価値創出に向けた協力体制を構築するのが狙い。これに基づきブルーイノベは、26年1月からアジア市場での本格展開を開始する。

●ストップ高銘柄
 ヒーハイスト <6433>  610円  +100 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 ハンワホームズ <275A>  507円  +80 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 菊池製作所 <3444>  516円  +80 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 フェニックスバイオ <6190>  562円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 ウィルソンW <9610>  223円  -80 円 (-26.4%) ストップ安   本日終値
 トラースOP <6696>  303円  -80 円 (-20.9%) ストップ安   本日終値
 ウェルディッシュ <2901>  458円  -100 円 (-17.9%) ストップ安   本日終値
 以上、3銘柄

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