【市況】ダウ平均は反発の一方、ナスダックは下落　エヌビディアが下げに転じる＝米国株序盤

NY株式21日（NY時間10:47）（日本時間00:47）
ダウ平均　　　46019.00（+266.74　+0.58%）
ナスダック　　　22030.40（-47.65　-0.21%）
CME日経平均先物　48280（大証終比：-500　-1.03%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。ナスダックは通常取引開始直後は上昇して始まったものの、下げに転じている。エヌビディア<NVDA>が下げに転じ、売りを加速させていることで、他のＩＴ・ハイテク株も追随する動きとなっている模様。

　取引開始前にウィリアムズＮＹ連銀総裁の講演が伝わったが、労働市場の軟化を背景に、「ＦＲＢが近いうちに再び利下げを行う余地がある」との見方を示していた。総裁の発言を受けて、短期金融市場では１２月利下げの確率を７５％まで一気に上昇させている。これを受けて時間外でＩＴ・ハイテク株は買いが出ていたものの、上値では戻り待ちの売りオーダーが並んでいるようだ。

　前日の失速を受けて、市場のセンチメントはさらに低下している。自然の調整との声は多いもののＡＩ関連中心に、相場はやや過熱気味で、センチメント指標は極端な恐怖と不安を示唆しているとの声も出ている。来週は感謝祭ウィークになるが、そこに向けてもう一段の調整を警戒する声も出ている。

アップル<AAPL>　270.10（+3.85　+1.45%）
マイクロソフト<MSFT>　473.02（-5.41　-1.13%）
アマゾン<AMZN>　216.33（-0.81　-0.37%）
アルファベットC<GOOG>　297.69（+7.71　+2.66%）
アルファベットA<GOOGL>　297.22（+7.77　+2.68%）
テスラ<TSLA>　389.19（-6.04　-1.53%）
エヌビディア<NVDA>　175.48（-5.16　-2.86%）
メタ<META>　586.49（-2.66　-0.45%）
ＡＭＤ<AMD>　198.65（-7.38　-3.58%）
イーライリリー<LLY>　1051.40（+8.11　+0.78%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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