【経済】【クラファン】2026年上市へ 超微量&局所投与の"低侵襲"電動シリンジ アットドウス、11月22日募集開始
革新的な電動シリンジを開発するアットドウス株式会社(横浜市旭区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは11月22日10時開始を予定しています。
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
創業のきっかけは義父の「がん」

(出典:FUNDINNO)
アットドウスの中村秀剛代表は金型メーカーやIT企業での勤務、MBAの取得、監査法人でのIT監査、経営コンサルティングやスタートアップ支援など幅広い実務経験を有しています。
同社創業のきっかけは、自身の義父ががんを患ったことです。そのがんは本来、発声機能に問題がないにもかかわらず、入退院と治療の繰り返しによって、会話ができない状態になり、「病を治す過程で患者の生活の質が損なわれてしまう」実態に問題意識を持ったそうです。

(出典:FUNDINNO)
同社は医師・患者双方の負担軽減を目指して、細胞組織や薬剤を超微量で注入・吸引できる電動シリンジ(注射器)を開発しています。
従来、耳内部への投薬やがん細胞の吸引時は医師が手動でシリンジを操作することが多く、投与速度や吸引量が医師の経験に依存するという課題があったそうです。
同社は「電気浸透流」技術を用いた、片手でも正確に操作できる電動シリンジを開発。関連特許5件を保有し、「創業以来8年以上にわたり培ってきた技術ノウハウは、NEDOやAMEDなど複数の公的支援機関から高い評価を受けています」(同社)。

(出典:FUNDINNO)
同技術はさまざまな領域で活用が期待されており、特に目の前房水吸引デバイスは2026年の上市を計画。医療制度が未成熟なインド市場では、網膜下の投与デバイスや抗がん剤治療などの動物実験を並行して進めています。
「こうした取り組みを通じて、弊社は患者のQOLを損なわない『患者中心の医療機器』をいち早く社会に届け、治療と日常生活が共存できる未来を切り開いてまいります」(同社)
「生活を諦めずに治療できる社会」を
現在主流の抗がん剤治療は全身に薬剤を巡らせるため、強い副作用を伴い、患者の身体的・精神的負担が大きいのが現状であり、薬を減らしたり、使用を中止して治療を諦めてしまったりすることもあります。
同社は安価で高精度な投薬技術により、患者が「生活を諦めずに治療できる社会」の実現を目指しており、核となる技術が「電気浸透流」という物理現象を応用した超小型ポンプです。その特徴は以下の通りです。
・薬剤を超微量で正確に投与できる
・高粘度の薬剤でも局所に高圧で注入できる
・長時間にわたり、一定の速度で投与できる
これにより、従来の機器では困難だった網膜下や内耳、脳、がん患部への「ピンポイント投薬」が可能に。「再生医療や遺伝子治療の高価な薬剤も無駄なく投与できるため、治療費の抑制にもつながると考えています」(同社)。
事業内容・競争優位性・ビジネスモデル

(出典:FUNDINNO)
同社は日本とインドで、さまざまな領域において、研究機関・専門家と連携しながら開発を進めています。
【国内】
①眼科用前房水吸引デバイス
従来、目の前房水をスポイトで吸引する際には、医師の裁量により、一度に取りすぎてしまうリスクがありました。同社の「atSuction(アットサクション)」は必要量をゆっくり吸引できるため、患者への負担軽減が期待できます。
②がん組織吸引デバイス
一部のがん検査では、シリンジでがん細胞を採取する工程がありますが、従来の器具では針が太く、出血しやすい、細胞が損傷しやすいといった課題も。同社のポンプ技術は細い針でも高い吸引力があるため、片手でも良質な状態で採取できます。
③内耳用投薬デバイス
生まれつき聴力のない子どもに対しては、内耳への遺伝子治療薬投与時は時間をかけて微量を注入する必要があり、同社は安定的な微量投与を可能にするデバイスを開発中です。
【インド】
④眼科用投薬デバイス
主に糖尿病の合併症として起こる網膜症の治療では、シリンジでの投薬量が多いと網膜剥離のリスクが高まるという課題も。これを改善するデバイスはプロトタイプが完成し、インドの学会でも「40Gという極細の針を用いた投与」へのニーズを確認しています。現在は、臨床試験における共同研究先の候補が決まり、共同開発に向けて準備中です。

(出典:FUNDINNO)
同社のデバイスの特長は、軽量・衛生的・高圧力での連続使用が可能といった点であり、片手操作・細針での高粘度薬剤投与など優れたユーザビリティを実現しています。
「電気浸透流」を医療機器に応用する技術により、シリコーンゴムやゴム電極を用いた製造方法で液漏れリスクを抑えつつ、低コストで量産可能なポンプ設計を実現。焼却処分可能な素材を採用しており、環境負荷の低減と衛生的な使い捨ても両立しています。
2020年には、電気浸透流ポンプをセンサーや制御プログラムと統合したシステム化技術でも特許を取得。「薬剤投与量を自動制御するスマートデバイスへの応用が可能であり、医療現場の自動化・省人化にも貢献できると考えています」(同社)。

(出典:FUNDINNO)
ビジネスモデルについては、日本法人では医療機器の登録に必要となる医療機器製造販売業の認可を取得。製造は国内メーカーに委託し、販売面も同社のネットワークを生かして展開を図っています。
また、同社の独自技術には、国内外の研究者・企業から大きな注目が集まっており、新たな治療法開発やデバイス応用に向けた共同研究の申し出が増加。「これらの連携を通じて、製品の用途拡大と収益基盤の強化を進めています」(同社)。
インドでは現地法人を設立し、複数の医療機関との協力体制を構築。「インド法人で得られた技術成果や事業収益は、レベニューシェアの形で日本法人へ還元される仕組みとしています」(同社)。
2030年IPOを計画

(出典:FUNDINNO)

(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は以下のVC・事業会社などから出資を受けています。
・株式会社デフタ・キャピタル
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・JMC <5704> [東証G]
・オキサイド <6521> [東証G]
・ディーブイエックス <3079> [東証S]
・オーベクス <3583> [東証S]
・クリエートメディック <5187> [東証S]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
アットドウス株式会社
横浜市旭区鶴ヶ峰二丁目41番地54
資本金:82,500,000円(2025年10月14日現在)
発行済株式総数:28,925株(同)
発行可能株式総数:54,500株
設立日:2017年9月1日
決算日:8月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 中村秀剛
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 2,498株
■募集株式の払込金額
1株当たり 40,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,200万円を以下の目的に充てる予定。
外注費 962万円
手数料 237万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額8,792万円(目標募集額1,200万円と上限募集額9,992万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
研究開発費 2,000万円
外注費 3,221万円
人件費 1,329万円
広告宣伝費 500万円
手数料 1,740万円
■投資金額のコース及び株数
80,000円コース(2株)
160,000円コース(4株)
240,000円コース(6株)
320,000円コース(8株)
400,000円コース(10株)
480,000円コース(12株)
800,000円コース(20株)
1,600,000円コース(40株)
2,400,000円コース(60株)
3,200,000円コース(80株)
4,000,000円コース(100株)
10,000,000円コース(250株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、480,000円コース(12株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(250株)を上限とする。
■申込期間
2025年11月22日~12月10日
■目標募集額
12,000,000円(上限募集額 99,920,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,920,000円とする。
■払込期日
2026年1月7日
■連絡先
アットドウス株式会社
電話番号:070-3295-4443
メールアドレス:directask@atdose.com
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈2026年上市計画〉世界が注目する"電動投薬テクノロジー"。新しい低侵襲治療で副作用ゼロを目指す「アットドウス」
株探ニュース
| ・ | 普通株式型 |
| ・ | 目標募集額:1200万円、上限募集額:9992万円 |
| ・ | VC出資実績あり |
| ・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
| ・ | 2回目(1回目は2552万円調達) |
| ・ | エンジェル税制あり(優遇措置B) |
| ・ | みなし時価総額:11億5700万円 |
| ・ | 類似上場企業:JMC <5704> [東証G]、オキサイド <6521> [東証G]、ディーブイエックス <3079> [東証S]、オーベクス <3583> [東証S]、クリエートメディック <5187> [東証S] |
創業のきっかけは義父の「がん」

(出典:FUNDINNO)
アットドウスの中村秀剛代表は金型メーカーやIT企業での勤務、MBAの取得、監査法人でのIT監査、経営コンサルティングやスタートアップ支援など幅広い実務経験を有しています。
同社創業のきっかけは、自身の義父ががんを患ったことです。そのがんは本来、発声機能に問題がないにもかかわらず、入退院と治療の繰り返しによって、会話ができない状態になり、「病を治す過程で患者の生活の質が損なわれてしまう」実態に問題意識を持ったそうです。

(出典:FUNDINNO)
同社は医師・患者双方の負担軽減を目指して、細胞組織や薬剤を超微量で注入・吸引できる電動シリンジ(注射器)を開発しています。
従来、耳内部への投薬やがん細胞の吸引時は医師が手動でシリンジを操作することが多く、投与速度や吸引量が医師の経験に依存するという課題があったそうです。
同社は「電気浸透流」技術を用いた、片手でも正確に操作できる電動シリンジを開発。関連特許5件を保有し、「創業以来8年以上にわたり培ってきた技術ノウハウは、NEDOやAMEDなど複数の公的支援機関から高い評価を受けています」(同社)。

(出典:FUNDINNO)
同技術はさまざまな領域で活用が期待されており、特に目の前房水吸引デバイスは2026年の上市を計画。医療制度が未成熟なインド市場では、網膜下の投与デバイスや抗がん剤治療などの動物実験を並行して進めています。
「こうした取り組みを通じて、弊社は患者のQOLを損なわない『患者中心の医療機器』をいち早く社会に届け、治療と日常生活が共存できる未来を切り開いてまいります」(同社)
「生活を諦めずに治療できる社会」を
現在主流の抗がん剤治療は全身に薬剤を巡らせるため、強い副作用を伴い、患者の身体的・精神的負担が大きいのが現状であり、薬を減らしたり、使用を中止して治療を諦めてしまったりすることもあります。
同社は安価で高精度な投薬技術により、患者が「生活を諦めずに治療できる社会」の実現を目指しており、核となる技術が「電気浸透流」という物理現象を応用した超小型ポンプです。その特徴は以下の通りです。
・薬剤を超微量で正確に投与できる
・高粘度の薬剤でも局所に高圧で注入できる
・長時間にわたり、一定の速度で投与できる
これにより、従来の機器では困難だった網膜下や内耳、脳、がん患部への「ピンポイント投薬」が可能に。「再生医療や遺伝子治療の高価な薬剤も無駄なく投与できるため、治療費の抑制にもつながると考えています」(同社)。
事業内容・競争優位性・ビジネスモデル

(出典:FUNDINNO)
同社は日本とインドで、さまざまな領域において、研究機関・専門家と連携しながら開発を進めています。
【国内】
①眼科用前房水吸引デバイス
従来、目の前房水をスポイトで吸引する際には、医師の裁量により、一度に取りすぎてしまうリスクがありました。同社の「atSuction(アットサクション)」は必要量をゆっくり吸引できるため、患者への負担軽減が期待できます。
②がん組織吸引デバイス
一部のがん検査では、シリンジでがん細胞を採取する工程がありますが、従来の器具では針が太く、出血しやすい、細胞が損傷しやすいといった課題も。同社のポンプ技術は細い針でも高い吸引力があるため、片手でも良質な状態で採取できます。
③内耳用投薬デバイス
生まれつき聴力のない子どもに対しては、内耳への遺伝子治療薬投与時は時間をかけて微量を注入する必要があり、同社は安定的な微量投与を可能にするデバイスを開発中です。
【インド】
④眼科用投薬デバイス
主に糖尿病の合併症として起こる網膜症の治療では、シリンジでの投薬量が多いと網膜剥離のリスクが高まるという課題も。これを改善するデバイスはプロトタイプが完成し、インドの学会でも「40Gという極細の針を用いた投与」へのニーズを確認しています。現在は、臨床試験における共同研究先の候補が決まり、共同開発に向けて準備中です。

(出典:FUNDINNO)
同社のデバイスの特長は、軽量・衛生的・高圧力での連続使用が可能といった点であり、片手操作・細針での高粘度薬剤投与など優れたユーザビリティを実現しています。
「電気浸透流」を医療機器に応用する技術により、シリコーンゴムやゴム電極を用いた製造方法で液漏れリスクを抑えつつ、低コストで量産可能なポンプ設計を実現。焼却処分可能な素材を採用しており、環境負荷の低減と衛生的な使い捨ても両立しています。
2020年には、電気浸透流ポンプをセンサーや制御プログラムと統合したシステム化技術でも特許を取得。「薬剤投与量を自動制御するスマートデバイスへの応用が可能であり、医療現場の自動化・省人化にも貢献できると考えています」(同社)。

(出典:FUNDINNO)
ビジネスモデルについては、日本法人では医療機器の登録に必要となる医療機器製造販売業の認可を取得。製造は国内メーカーに委託し、販売面も同社のネットワークを生かして展開を図っています。
また、同社の独自技術には、国内外の研究者・企業から大きな注目が集まっており、新たな治療法開発やデバイス応用に向けた共同研究の申し出が増加。「これらの連携を通じて、製品の用途拡大と収益基盤の強化を進めています」(同社)。
インドでは現地法人を設立し、複数の医療機関との協力体制を構築。「インド法人で得られた技術成果や事業収益は、レベニューシェアの形で日本法人へ還元される仕組みとしています」(同社)。
2030年IPOを計画

(出典:FUNDINNO)

(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は以下のVC・事業会社などから出資を受けています。
・株式会社デフタ・キャピタル
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・JMC <5704> [東証G]
・オキサイド <6521> [東証G]
・ディーブイエックス <3079> [東証S]
・オーベクス <3583> [東証S]
・クリエートメディック <5187> [東証S]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
アットドウス株式会社
横浜市旭区鶴ヶ峰二丁目41番地54
資本金:82,500,000円(2025年10月14日現在)
発行済株式総数:28,925株(同)
発行可能株式総数:54,500株
設立日:2017年9月1日
決算日:8月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 中村秀剛
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 2,498株
■募集株式の払込金額
1株当たり 40,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,200万円を以下の目的に充てる予定。
外注費 962万円
手数料 237万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額8,792万円(目標募集額1,200万円と上限募集額9,992万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
研究開発費 2,000万円
外注費 3,221万円
人件費 1,329万円
広告宣伝費 500万円
手数料 1,740万円
■投資金額のコース及び株数
80,000円コース(2株)
160,000円コース(4株)
240,000円コース(6株)
320,000円コース(8株)
400,000円コース(10株)
480,000円コース(12株)
800,000円コース(20株)
1,600,000円コース(40株)
2,400,000円コース(60株)
3,200,000円コース(80株)
4,000,000円コース(100株)
10,000,000円コース(250株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、480,000円コース(12株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(250株)を上限とする。
■申込期間
2025年11月22日~12月10日
■目標募集額
12,000,000円(上限募集額 99,920,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,920,000円とする。
■払込期日
2026年1月7日
■連絡先
アットドウス株式会社
電話番号:070-3295-4443
メールアドレス:directask@atdose.com
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈2026年上市計画〉世界が注目する"電動投薬テクノロジー"。新しい低侵襲治療で副作用ゼロを目指す「アットドウス」
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