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【市況】ダウ平均は4日続伸 最高値更新が続く ローテーションの動きも続く=米国株序盤

NY株式12日(NY時間10:11)(日本時間00:11)
ダウ平均   48335.61(+407.65 +0.85%)
ナスダック   23457.67(-10.63 -0.05%)
CME日経平均先物 51355(大証終比:+235 +0.46%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は4日続伸して始まっている。前日はIT・ハイテク株は売りが優勢となっていたものの、他のセクターへのローテーションの動きも出てダウ平均は最高値を更新していた。本日もその流れは続いている。

 米政府機関閉鎖が早ければ本日中にも終結するとの楽観的見方が広がる中、投資家の間では、経済データが公表を再開すれば、雇用指標を中心にFRB利下げ観測を後押しするのではとの期待も高まっている。

 米下院議員は本日ワシントンへ戻り、米史上最長となった政府機関閉鎖を終わらせるための法案の採決を行う予定。経済データの公表再開により、FRBの次の一手に対する不透明感が残る中で、利下げ観測が一段と強まる可能性がある。

 一部からは「政府機関が再開すれば、米経済の基礎的な強さを見極めるうえで重要な経済指標の状況がより明確になるだろう。投資家のポジションは、複数の支援的要因が重なり合う状況に合わせて調整されている」との指摘も出ている。

 エヌビディア<NVDA>など、これまで市場をけん引してきたAI関連株が前日に下落。IT・ハイテク株のバリュエーションが過熱しているのではないかという投資家の不安を反映した動き。株式市場のバブル懸念は依然として根強い中、投資家の間では、AI競争で優位に立つ大手IT・ハイテク株を見極める動きが強まっている。

 そのような中、ローテーションの動きについて、「実は新高値を付けている銘柄はごく僅かで、200日線を上回っている銘柄も限られている。その中でセクター・ローテーションは非常に興味深い。いまの市場では安全な逃避先と呼べる場所がほとんどない」といった声も出ている。

ビル<BILL> 52.56(+5.99 +12.86%)
エレドン<ELDN> 1.86(-0.28 -12.91%)
アルコン<ALC> 81.02(+3.66 +4.73%)

アップル<AAPL> 273.13(-2.12 -0.77%)
マイクロソフト<MSFT> 505.43(-3.25 -0.64%)
アマゾン<AMZN> 246.49(-2.61 -1.05%)
アルファベットC<GOOG> 287.78(-3.96 -1.36%)
アルファベットA<GOOGL> 287.21(-4.10 -1.41%)
テスラ<TSLA> 434.88(-4.75 -1.08%)
エヌビディア<NVDA> 193.85(+0.69 +0.36%)
メタ<META> 616.08(-11.00 -1.75%)
AMD<AMD> 260.12(+22.60 +9.51%)
イーライリリー<LLY> 1011.82(+23.20 +2.35%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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