【材料】ボーイングが上昇　７３７型機の月生産機数を拡大計画　ＦＡＡから承認獲得と伝わる＝米国株個別

（NY時間09:41）（日本時間22:41）
ボーイング<BA>　215.40（+2.46　+1.15%）

　ボーイング<BA>が上昇。７３７型機の月間の生産機数を４２機に増産する計画について、米連邦航空局（ＦＡＡ）から承認を獲得したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

　ＦＡＡのベッドフォード長官は金曜日、同社オートバーグＣＥＯとの電話会談で、同社の工場運営状況を精査したうえで、生産計画を支持すると伝えたという。

　同社は１１月にも月４２機体制に到達する見込みで、その後数カ月間はこのペースを維持し、さらに月４７機への引き上げを目指す。ＦＡＡはこの増産プロセスを継続的に監視していく方針。

　同社は２０２６年末にかけて段階的な生産拡大計画を描いており、来年末までに月５３機体制に達する可能性がある。ただし、業界全体でエンジンや部品供給の制約が続いており、一部のサプライヤーは「ボーイングが本当に月５０機以上を安定的に生産できるのか疑問視している」という。

　同社は来週２９日に第３四半期決算を発表予定で、キャッシュフロー改善と生産増加の進捗が注目点となる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース