【材料】コンセントリクス、決算受け大幅安　通期１株利益の見通しを下方修正＝米国株個別

（NY時間09:54）（日本時間22:54）
コンセントリクス<CNXC>　48.75（-6.24　-11.35%）

　ブランド顧客向けのシステム開発を手掛けるコンセントリクス<CNXC>が大幅安。前日引け後に６－８月期決算（第３四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しは上方修正したものの、１株利益の見通しは下方修正した。

　アナリストは第３四半期の決算をまちまちと評価。売上成長は加速したものの、利益は予想を下回った。その要因として、関税問題に対応する製造業の顧客向けに余剰キャパシティを抱えていることを挙げた。ただし、この問題は特定の顧客に限られており、影響を受けたのは１０社未満とみられるという。

（６－８月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：2.78ドル（予想：2.92ドル）
・売上高：24.8億ドル（予想：24.6億ドル）
・EBITDA（調整後）：3.59億ドル（予想：3.88億ドル）

（９－１１月・第４四半期見通し）
・1株利益（調整後）：2.85～2.96ドル（予想：3.30ドル）
・営業利益：1.63～1.73億ドル（予想：1.91億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：11.11～11.23ドル（従来：11.53～11.76ドル）
・売上高：97.98億～98.23億ドル（従来：97.20億～98.15億ドル）

【企業概要】
　主要業種のブランド顧客向けに、カスタマーエクスペリエンス(CX)ソリューションの設計・構築・管理を手掛ける。CXプロセスの最適化、フロント及びバックオフィスの自動化、データ・顧客分析、クラウドエンジニアリング、API管理とセキュリティ、会話型AIなどのエンドツーエンドの機能を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース