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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 8月17日版

週明け後に下げるなら3万6855円目指す可能性が出てくる
1. 週明け後に一段高となるかが焦点
 8月3日の本コラムでは「 日経平均株価の5月以降の上値、下値を切り上げるジグザグの動きは、次に上昇を開始する場面でジグザグを抜けて、積極的な上げの流れへ入る」、「上げが勢いづかなければ、それが上値の重さを示す」と述べました。
 日経平均株価は8月4日に押し目をつけた後、上昇を開始して、8月12日に7月24日高値の4万2065円を超えて一段高となっています。
 5月以降の上値、下値を切り上げるジグザグが上昇するきっかけを待っている動きであるなら、目先は8月4日以降の勢いの強い上昇を継続して4万5000円以上を目指す動きになる公算です(上値の限界を設定しにくい、強い上昇になると考えられます)。
 一方で、現時点ではまだ4万2065円が意識される格好で、上値を抑えられる可能性を残しています。4万2065円が意識されて上値を抑えられる場合、1~5営業日程度の日柄で4万2065円以下へ下げる動きになると考えられます。
 その場合、8月15日は、4万2065円を超えて4営業日目に位置するので、週明け後、すぐに上値を抑えられて4万2065円以下へ下げる動きになる公算です。
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