【材料】ナイキ、決算受け時間外で下落 想定通りだが目指す水準には達せずとコメント=米国株個別
(NY時間16:55)(日本時間05:55)時間外
ナイキ<NKE> 61.11(-1.43 -2.28%)
ナイキ<NKE>が時間外で下落。引け後に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、同社のヒルCEOは声明で「業績は想定通りではあるものの、われわれが目指す水準には達していない」と述べている。
同社が在庫を整理し、より新しいデザインの商品を投入する中で回復基調は示した。ヒルCEOは過去数年の失策からの立て直しを図っている。これには、卸売パートナーからの撤退の失敗や、ライフスタイル向けシューズへの過度な注力などが含まれるが、裁量消費の弱さや競争激化がその努力を妨げている。同CEOは、小売業者との関係強化、製品開発への投資、スポーツへの再注力を再建の柱に据えている。
在庫は依然として予想を上回る水準にある。同社は、ランニングシューズやオーバーサイズのジャケット・パンツといった新商品を投入するため、旧型商品の割引販売を進めている。また、ウィメンズ事業は、起業家でリアリティ番組のスターであるカーダシアン氏と提携した新ブランド「ナイキ・スキムズ」の発売が生産上の問題により延期されたことで、ここ数カ月、後退を経験した。
トランプ関税を受け、同社の事業には依然として通商リスクがのしかかっている。フレンドCFOは、「現在の動的で不透明な環境を乗り越えていけると確信している」と述べている。
(3-5月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.14ドル(予想:0.13ドル)
・売上高:111.0億ドル 12%減(予想:107.2億ドル)
北米:47.0億ドル(予想:44.7億ドル)
EMEA:30.0億ドル(予想:28.3億ドル)
中華圏:14.8億ドル(予想:14.8億ドル)
アジア太平洋・中南米:15.8億ドル(予想:15.0億ドル)
グローバルブランド:900万ドル(予想:1150万ドル)
シューズ:71.9億ドル(予想:68.3億ドル)
アパレル:30.0億ドル(予想:29.1億ドル)
用具:5670万ドル(予想:5383万ドル)
コンバース:3.57億ドル(予想:4.18億ドル)
・粗利益率:40.3%(予想:40.2%)
・在庫:74.9億ドル(予想:71.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ナイキ<NKE> 61.11(-1.43 -2.28%)
ナイキ<NKE>が時間外で下落。引け後に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、同社のヒルCEOは声明で「業績は想定通りではあるものの、われわれが目指す水準には達していない」と述べている。
同社が在庫を整理し、より新しいデザインの商品を投入する中で回復基調は示した。ヒルCEOは過去数年の失策からの立て直しを図っている。これには、卸売パートナーからの撤退の失敗や、ライフスタイル向けシューズへの過度な注力などが含まれるが、裁量消費の弱さや競争激化がその努力を妨げている。同CEOは、小売業者との関係強化、製品開発への投資、スポーツへの再注力を再建の柱に据えている。
在庫は依然として予想を上回る水準にある。同社は、ランニングシューズやオーバーサイズのジャケット・パンツといった新商品を投入するため、旧型商品の割引販売を進めている。また、ウィメンズ事業は、起業家でリアリティ番組のスターであるカーダシアン氏と提携した新ブランド「ナイキ・スキムズ」の発売が生産上の問題により延期されたことで、ここ数カ月、後退を経験した。
トランプ関税を受け、同社の事業には依然として通商リスクがのしかかっている。フレンドCFOは、「現在の動的で不透明な環境を乗り越えていけると確信している」と述べている。
(3-5月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.14ドル(予想:0.13ドル)
・売上高:111.0億ドル 12%減(予想:107.2億ドル)
北米:47.0億ドル(予想:44.7億ドル)
EMEA:30.0億ドル(予想:28.3億ドル)
中華圏:14.8億ドル(予想:14.8億ドル)
アジア太平洋・中南米:15.8億ドル(予想:15.0億ドル)
グローバルブランド:900万ドル(予想:1150万ドル)
シューズ:71.9億ドル(予想:68.3億ドル)
アパレル:30.0億ドル(予想:29.1億ドル)
用具:5670万ドル(予想:5383万ドル)
コンバース:3.57億ドル(予想:4.18億ドル)
・粗利益率:40.3%(予想:40.2%)
・在庫:74.9億ドル(予想:71.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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