【市況】東京株式(前引け)=反発、米株堅調受け上昇も値下がり銘柄が値上がりの倍に
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートよりきょう前場の東京株式市場は日経平均、TOPIXともに上昇して取引を終えた。前日の米国株市場ではムーディーズ・レーティングスの米国債格下げにもかかわらず、NYダウが3日続伸と堅調な値動きを示したことで、投資家の過度な不安心理が緩和された。外国為替市場では1ドル=144円台後半まで円高方向に振れているが、輸出セクターなどへの影響は限定的だった。日経平均は朝方に400円を超える上昇を示す場面もあった。ただ、指数寄与度の高い大型株偏重で買われており、全体では値下がり銘柄数が1000を超え値上がり数の2倍となるなど、やや歪んだ地合いとなっている。
個別ではフジクラ<5803>が商いを膨らませ大きく水準を切り上げたほか、売買代金上位のディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>なども高い。サンリオ<8136>が物色人気化し大幅高。トヨタ自動車<7203>もしっかり。ジェイテックコーポレーション<3446>、ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>が急伸をみせ、クレハ<4023>も値を飛ばした。半面、川崎重工業<7012>が利食われ、フジ・メディア・ホールディングス<4676>も安い。ケイアイスター不動産<3465>、PEGASUS<6262>が急落、クスリのアオキホールディングス<3549>も大幅安。J.フロント リテイリング<3086>の下げも目立った。
出所:MINKABU PRESS

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