【経済】【クラファン】登録研究者3000人超のPFでディープテックベンチャー支援 tayo、募集中
ディープテックベンチャー支援サービスを展開する株式会社tayo(横浜市金沢区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集しています。
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
大学発ベンチャーの事業全般を支援
tayoの熊谷洋平代表は2018年、東京大学大気海洋研究所で博士(環境学)号を取得後、フリークアウト(フリークアウト・ホールディングス <6094> [東証G]グループ)で機械学習エンジニアとして従事。その後、国立研究開発法人海洋研究開発機構では深海微生物学者として研究に携わりました。
CTO(最高技術責任者)の山元翔太氏はフリークアウトで、UIエンジニアとしてDSP開発・新規事業立ち上げを経験。2020年より、ビザスク <4490> [東証G]のテックリードとして開発に従事し、2019年にtayoへ参画、システム全般の開発を担当しています。

(出典:FUNDINNO)
同社は、3000名以上の研究者が登録する「tayo」プラットフォームを活用して、ディープテック分野(新たな価値をもたらす高度な革新的技術)でのイノベーション創出を支援する企業です。
「tayo」は「研究者版LinkedIn」のようなサービスとして、キャリア形成や研究情報の発信をサポートするデジタル名刺を提供。「頻繁に所属が変わる研究者が常に最新情報を反映できる点で好評を得ています」(同社)。
ディープテック分野では、大型の助成金を獲得したスタートアップが、その後の資金活用やマネジメントに苦しむケースが多いといい、同社では、専門知識や業界の内情を深く理解したコンサルタントが人材支援にとどまらず、バックオフィスや開発業務など大学発ベンチャーの事業運営全般にわたるハンズオン支援を行っています。
「こうしたサポートにより、研究者やスタートアップ経営者は本来の技術開発に集中でき、事業を加速させることができると考えています」(同社)
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・事業拡大に伴うコンサルタント人材の確保と組織体制の強化
・案件数増加に対応するためのキャッシュフローの安定化と改善
・ディープテックベンチャー向けサポート市場の認知拡大とブランド価値の向上
【解決方法】
・研究者プラットフォーム「tayo」から専門性の高い人材を採用し、組織体制を強化
・副業研究者や外部専門家の活用により、リソース拡大と多様な案件に迅速に対応できる体制を構築
・大手シンクタンクとの戦略的連携を通じて、信頼性の向上と実証実験の推進を行うことで、実績とブランドを確立
前回からの進捗

(出典:FUNDINNO)
前回募集時は、自社サービスを「研究職に特化した求人広告プラットフォーム」と位置付けていましたが、直近1年半でビジネスモデルを大きく転換し、現在は「研究者個人のプロフィールサービス」として展開しています。
前期の事業計画は未達でしたが、学会参加やネットワーキング活動を通じて登録者は増加。3000名以上の研究者が実名でキャリア情報を公開するプラットフォームへと成長し、月間100名ペースで登録者が増えています。
これにより、事業の拡張性が高まっており、3000名以上の研究者データベースを活用した、ディープテックベンチャー向けのコンサルティング事業をローンチ。特に、大型予算を獲得したスタートアップを技術と経営の両面から支援するコンサルティングモデルを確立しています。
「これにより、弊社は単なる支援事業者ではなく、実際に事業成長を加速させるパートナーとしての地位を築いています」(同社)
プラットフォームの登録研究者の中から、優秀な人材に外部メンバーとして案件に参画してもらう仕組みも整備。自社のコンサルタントとしても採用を進めており、人材確保の選択肢も広げているそうです。
また、大手シンクタンクとの共同研究など外部機関との連携も進んでおり、信頼性の向上と実証実験の推進が加速。「月額サブスクリプションと成果報酬を組み合わせた新たなビジネスモデルが確立され、より安定した収益基盤の構築が進んでいます」(同社)。
日本のイノベーションエコシステムの支えに

(出典:FUNDINNO)
同社によると、日本はイノベーションの観点で世界に遅れを取っており、ユニコーン企業は米国700社以上、中国340社以上である一方、日本は9社となっています。
その背景には、日本のイノベーションエコシステムの未熟さがあるといい、ディープテック分野については、政府や大企業から多額の資金支援が続いているものの、その資金を効果的に活用するための人材やサポート体制が不足していると同社は見ています。
「弊社は、このギャップを埋めるために、研究者プラットフォームと専門的なコンサルティング機能を組み合わせ、イノベーションエコシステムを支える役割を果たしたいと考えています」(同社)
特にスタートアップの事務作業や管理業務を高いレベルでサポートし、技術革新に集中できる土壌を整えることで「日本発のユニコーン企業の誕生を後押しし、日本のイノベーション力向上に貢献したいと思います」(同社)。
市場の魅力・事業内容・特徴・ビジネスモデル

(出典:FUNDINNO)
日本のディープテックベンチャーへの投資・支援は年々増加し、政府が推進する「新しい資本主義」の柱として同分野が重視されているものの、イノベーションサポート市場が未成熟であり、多くのディープテックベンチャーが資金を適切に活用しきれていないといいます。
「特にディープテック分野では、高度な技術知識と経営ノウハウの両方を兼ね備えた専門的なサポートが不可欠ですが、これらの要素を包括的に理解し、実効性のある支援を提供できる企業は少ないのが実情です」(同社)
大手企業はコンプライアンスリスクや不確実性の高さから、ディープテックスタートアップとの取引に慎重になる傾向がある一方、スタートアップ支援に特化した企業の多くはディープテックの専門性に欠けるケースが多いといいます。
同社には、専門知識と実践的な支援スキームを有するイノベーションサポート企業として、大きな成長機会があり、成功事例も少ないため、「ニッチトップを獲得するポテンシャルが十分にある市場だと考えています」(同社)。
米シリコンバレーには、資金・人材の提供だけでなく、実験設備や技術・経営両面の支援を行い、多くの成功企業を輩出している大学発ベンチャーなどもあるそうです。

(出典:FUNDINNO)
同社は、プロフィールプラットフォーム「tayo」と社内の専門コンサルタントの知見を生かして、ディープテックベンチャーが直面するさまざまな課題解決をサポートしています。
サービスは、補助金申請書類の作成支援、専門人材の紹介、社内DX推進、広報戦略の策定・実行支援など多岐にわたり、億単位の補助金を獲得しても適切な管理・運用が難しい企業に、そのギャップを埋めるためのコンサルティングを提供し、資金の最適な活用をサポートしています。
同社は、研究者とスタートアップの豊富なマッチング実績をシステムに落とし込んだ「研究者の適職診断システム」を開発。これは、研究者の特性を「計画遂行型」「イレギュラー対応型」の軸で分析し、スタートアップとの最適なマッチングを実現する独自のアルゴリズムにより、人材の最適配置を科学的にサポートするものです。

(出典:FUNDINNO)
同社は自社の強みとして、「3000名以上が登録する研究者プラットフォームと、ディープテックベンチャーの課題を深く理解したコンサルティング機能の融合」を挙げています。
代表自身が博士号を持つ研究者であり、また、自社のコンサルタント全員が研究者プラットフォームを通じて採用されていることも、差別化要因の一つだといい、「クライアントに紹介する人材と同じ研究者バックグラウンドを持つコンサルタントが支援することで、専門性の高い、的確なアドバイスやマッチングが可能になります」(同社)。
「こうした特徴により、弊社はディープテックベンチャーが持つさまざまな課題に対して、専門性の高い研究者に柔軟に参画してもらいながら、スピード感を持って対応できる独自のポジションを確立しています」(同社)
同社のビジネスモデルは、月額のサブスクリプション料金と成果報酬を組み合わせたハイブリッド型です。
サブスクリプション契約を締結したクライアントには毎月、一定数のチケットが付与され、これを利用してコンサルティングサービスを利用できます(「補助金・助成金調査」に5チケット、「研究者マッチング」に5チケット以上、「申請書類作成」に15~30チケットなどのカスタマイズが可能)。
成功報酬型としては、人材紹介や補助金獲得時に一定の報酬が発生する仕組みを採用。「これにより、弊社はクライアントの成功に直結する形でビジネスモデルを展開し、成果に基づいた透明性の高いパートナーシップを構築しています」(同社)。
現在、年間約10件の人材紹介の成約と、約30件のコンサルティングプロジェクトを支援しており、来期の売上高は今期比約4倍を計画。「今後も、ディープテック領域のさらなる拡大に伴い、企業の成長を加速させるための最適な支援モデルを進化させていきたいと考えています」(同社)。
今後の成長に向けて
(1)将来的なExitはM&Aを計画

(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
コンサルティング企業としての成長を加速させるため、より多くの優秀な人材の確保と育成に注力したい考えです。
コンサルビジネスでは「人材」が成長ドライバーになると見ており、自社の研究者プラットフォームに登録している、高度な専門性を持つ人材を積極的に採用し、質の高いコンサルタントチームを構築していくとしています。
また、研究機関や大学発スタートアップとの連携を強化し、「補助金申請や管理業務、事業開発、専門人材マッチングなどでサービスの幅を広げ、業界内でのプレゼンスを高めていきたいと考えています」(同社)。
(3)中長期計画
イノベーションサポート市場におけるリーディングカンパニーとして確固たる地位の確立を目指したい考えです。
主要顧客であるディープテックベンチャーのほか、大企業の新規事業部門やCVCなどと連携を強化し、顧客層を拡大していく方針です。
また、海外展開も視野に入れており、特に日本のディープテックベンチャーへの投資を検討する海外VC向けのコンサルや、日本企業の海外進出を支援することでグローバルでの競争力を高めていくとしています。
サポートした企業のExitに連動した新たな収益モデルの構築も計画。「国内外のディープテックベンチャー支援を通じて、将来的には、弊社のクライアントからのユニコーン企業の輩出を目指しています」(同社)。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・D&Mカンパニー <189A> [東証G]
・アスア <246A> [東証G]
・グロービング <277A> [東証G]
・令和アカウンティング・ホールディングス <296A> [東証G]
・G-FACTORY <3474> [東証G]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社tayo
横浜市金沢区能見台東1-7K-SQUAREビル101
資本金:21,900,715円(2025年3月11日現在)
発行済株式総数:349,741株(同)
発行可能株式総数:880,000株
設立日:2019年5月28日
決算日:3月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 熊谷洋平
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 18,468株
■募集株式の払込金額
1株当たり 1,730円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額838万円を以下の目的に充てる予定。
人件費 699万円
手数料 138万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,356万円(目標募集額838万円と上限募集額3,194万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
人件費 1,767万円
広告宣伝費 200万円
手数料 388万円
■投資金額のコース及び株数
98,610円コース(57株)
197,220円コース(114株)
295,830円コース(171株)
394,440円コース(228株)
493,050円コース(285株)
986,100円コース(570株)
1,972,200円コース(1,140株)
2,958,300円コース(1,710株)
3,944,400円コース(2,280株)
4,930,500円コース(2,850株)
9,861,000円コース(5,700株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、493,050円コース(285株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,861,000円コース(5,700株)を上限とする。
■申込期間
2025年3月29日~4月18日
■目標募集額
8,381,850円(上限募集額 31,949,640円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は25,539,990円とする。
■払込期日
2025年5月15日
■連絡先
株式会社tayo
電話番号:080-5507-2953
メールアドレス:support@tayo.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈上場企業9社が導入〉研究人材を即戦力化するSaaS型共創プラットフォーム。国策『DeepTech支援』で日本の競争力を強化「tayo」
株探ニュース
| ・ | 普通株式型 |
| ・ | 目標募集額:838万1850円、上限募集額:3194万9640円 |
| ・ | VC出資実績あり |
| ・ | エンジェル出資実績あり |
| ・ | 2回目(1回目は2580万円調達) |
| ・ | エンジェル税制あり(優遇措置B) |
| ・ | みなし時価総額:6億505万1930円 |
| ・ | 類似上場企業:D&Mカンパニー <189A> [東証G]、アスア <246A> [東証G]、グロービング <277A> [東証G]、令和アカウンティングホールディングス <296A> [東証G]、G-FACTORY <3474> [東証G] |
大学発ベンチャーの事業全般を支援
tayoの熊谷洋平代表は2018年、東京大学大気海洋研究所で博士(環境学)号を取得後、フリークアウト(フリークアウト・ホールディングス <6094> [東証G]グループ)で機械学習エンジニアとして従事。その後、国立研究開発法人海洋研究開発機構では深海微生物学者として研究に携わりました。
CTO(最高技術責任者)の山元翔太氏はフリークアウトで、UIエンジニアとしてDSP開発・新規事業立ち上げを経験。2020年より、ビザスク <4490> [東証G]のテックリードとして開発に従事し、2019年にtayoへ参画、システム全般の開発を担当しています。

(出典:FUNDINNO)
同社は、3000名以上の研究者が登録する「tayo」プラットフォームを活用して、ディープテック分野(新たな価値をもたらす高度な革新的技術)でのイノベーション創出を支援する企業です。
「tayo」は「研究者版LinkedIn」のようなサービスとして、キャリア形成や研究情報の発信をサポートするデジタル名刺を提供。「頻繁に所属が変わる研究者が常に最新情報を反映できる点で好評を得ています」(同社)。
ディープテック分野では、大型の助成金を獲得したスタートアップが、その後の資金活用やマネジメントに苦しむケースが多いといい、同社では、専門知識や業界の内情を深く理解したコンサルタントが人材支援にとどまらず、バックオフィスや開発業務など大学発ベンチャーの事業運営全般にわたるハンズオン支援を行っています。
「こうしたサポートにより、研究者やスタートアップ経営者は本来の技術開発に集中でき、事業を加速させることができると考えています」(同社)
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・事業拡大に伴うコンサルタント人材の確保と組織体制の強化
・案件数増加に対応するためのキャッシュフローの安定化と改善
・ディープテックベンチャー向けサポート市場の認知拡大とブランド価値の向上
【解決方法】
・研究者プラットフォーム「tayo」から専門性の高い人材を採用し、組織体制を強化
・副業研究者や外部専門家の活用により、リソース拡大と多様な案件に迅速に対応できる体制を構築
・大手シンクタンクとの戦略的連携を通じて、信頼性の向上と実証実験の推進を行うことで、実績とブランドを確立
前回からの進捗

(出典:FUNDINNO)
前回募集時は、自社サービスを「研究職に特化した求人広告プラットフォーム」と位置付けていましたが、直近1年半でビジネスモデルを大きく転換し、現在は「研究者個人のプロフィールサービス」として展開しています。
前期の事業計画は未達でしたが、学会参加やネットワーキング活動を通じて登録者は増加。3000名以上の研究者が実名でキャリア情報を公開するプラットフォームへと成長し、月間100名ペースで登録者が増えています。
これにより、事業の拡張性が高まっており、3000名以上の研究者データベースを活用した、ディープテックベンチャー向けのコンサルティング事業をローンチ。特に、大型予算を獲得したスタートアップを技術と経営の両面から支援するコンサルティングモデルを確立しています。
「これにより、弊社は単なる支援事業者ではなく、実際に事業成長を加速させるパートナーとしての地位を築いています」(同社)
プラットフォームの登録研究者の中から、優秀な人材に外部メンバーとして案件に参画してもらう仕組みも整備。自社のコンサルタントとしても採用を進めており、人材確保の選択肢も広げているそうです。
また、大手シンクタンクとの共同研究など外部機関との連携も進んでおり、信頼性の向上と実証実験の推進が加速。「月額サブスクリプションと成果報酬を組み合わせた新たなビジネスモデルが確立され、より安定した収益基盤の構築が進んでいます」(同社)。
日本のイノベーションエコシステムの支えに

(出典:FUNDINNO)
同社によると、日本はイノベーションの観点で世界に遅れを取っており、ユニコーン企業は米国700社以上、中国340社以上である一方、日本は9社となっています。
その背景には、日本のイノベーションエコシステムの未熟さがあるといい、ディープテック分野については、政府や大企業から多額の資金支援が続いているものの、その資金を効果的に活用するための人材やサポート体制が不足していると同社は見ています。
「弊社は、このギャップを埋めるために、研究者プラットフォームと専門的なコンサルティング機能を組み合わせ、イノベーションエコシステムを支える役割を果たしたいと考えています」(同社)
特にスタートアップの事務作業や管理業務を高いレベルでサポートし、技術革新に集中できる土壌を整えることで「日本発のユニコーン企業の誕生を後押しし、日本のイノベーション力向上に貢献したいと思います」(同社)。
市場の魅力・事業内容・特徴・ビジネスモデル

(出典:FUNDINNO)
日本のディープテックベンチャーへの投資・支援は年々増加し、政府が推進する「新しい資本主義」の柱として同分野が重視されているものの、イノベーションサポート市場が未成熟であり、多くのディープテックベンチャーが資金を適切に活用しきれていないといいます。
「特にディープテック分野では、高度な技術知識と経営ノウハウの両方を兼ね備えた専門的なサポートが不可欠ですが、これらの要素を包括的に理解し、実効性のある支援を提供できる企業は少ないのが実情です」(同社)
大手企業はコンプライアンスリスクや不確実性の高さから、ディープテックスタートアップとの取引に慎重になる傾向がある一方、スタートアップ支援に特化した企業の多くはディープテックの専門性に欠けるケースが多いといいます。
同社には、専門知識と実践的な支援スキームを有するイノベーションサポート企業として、大きな成長機会があり、成功事例も少ないため、「ニッチトップを獲得するポテンシャルが十分にある市場だと考えています」(同社)。
米シリコンバレーには、資金・人材の提供だけでなく、実験設備や技術・経営両面の支援を行い、多くの成功企業を輩出している大学発ベンチャーなどもあるそうです。

(出典:FUNDINNO)
同社は、プロフィールプラットフォーム「tayo」と社内の専門コンサルタントの知見を生かして、ディープテックベンチャーが直面するさまざまな課題解決をサポートしています。
サービスは、補助金申請書類の作成支援、専門人材の紹介、社内DX推進、広報戦略の策定・実行支援など多岐にわたり、億単位の補助金を獲得しても適切な管理・運用が難しい企業に、そのギャップを埋めるためのコンサルティングを提供し、資金の最適な活用をサポートしています。
同社は、研究者とスタートアップの豊富なマッチング実績をシステムに落とし込んだ「研究者の適職診断システム」を開発。これは、研究者の特性を「計画遂行型」「イレギュラー対応型」の軸で分析し、スタートアップとの最適なマッチングを実現する独自のアルゴリズムにより、人材の最適配置を科学的にサポートするものです。

(出典:FUNDINNO)
同社は自社の強みとして、「3000名以上が登録する研究者プラットフォームと、ディープテックベンチャーの課題を深く理解したコンサルティング機能の融合」を挙げています。
代表自身が博士号を持つ研究者であり、また、自社のコンサルタント全員が研究者プラットフォームを通じて採用されていることも、差別化要因の一つだといい、「クライアントに紹介する人材と同じ研究者バックグラウンドを持つコンサルタントが支援することで、専門性の高い、的確なアドバイスやマッチングが可能になります」(同社)。
「こうした特徴により、弊社はディープテックベンチャーが持つさまざまな課題に対して、専門性の高い研究者に柔軟に参画してもらいながら、スピード感を持って対応できる独自のポジションを確立しています」(同社)
同社のビジネスモデルは、月額のサブスクリプション料金と成果報酬を組み合わせたハイブリッド型です。
サブスクリプション契約を締結したクライアントには毎月、一定数のチケットが付与され、これを利用してコンサルティングサービスを利用できます(「補助金・助成金調査」に5チケット、「研究者マッチング」に5チケット以上、「申請書類作成」に15~30チケットなどのカスタマイズが可能)。
成功報酬型としては、人材紹介や補助金獲得時に一定の報酬が発生する仕組みを採用。「これにより、弊社はクライアントの成功に直結する形でビジネスモデルを展開し、成果に基づいた透明性の高いパートナーシップを構築しています」(同社)。
現在、年間約10件の人材紹介の成約と、約30件のコンサルティングプロジェクトを支援しており、来期の売上高は今期比約4倍を計画。「今後も、ディープテック領域のさらなる拡大に伴い、企業の成長を加速させるための最適な支援モデルを進化させていきたいと考えています」(同社)。
今後の成長に向けて
(1)将来的なExitはM&Aを計画

(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
コンサルティング企業としての成長を加速させるため、より多くの優秀な人材の確保と育成に注力したい考えです。
コンサルビジネスでは「人材」が成長ドライバーになると見ており、自社の研究者プラットフォームに登録している、高度な専門性を持つ人材を積極的に採用し、質の高いコンサルタントチームを構築していくとしています。
また、研究機関や大学発スタートアップとの連携を強化し、「補助金申請や管理業務、事業開発、専門人材マッチングなどでサービスの幅を広げ、業界内でのプレゼンスを高めていきたいと考えています」(同社)。
(3)中長期計画
イノベーションサポート市場におけるリーディングカンパニーとして確固たる地位の確立を目指したい考えです。
主要顧客であるディープテックベンチャーのほか、大企業の新規事業部門やCVCなどと連携を強化し、顧客層を拡大していく方針です。
また、海外展開も視野に入れており、特に日本のディープテックベンチャーへの投資を検討する海外VC向けのコンサルや、日本企業の海外進出を支援することでグローバルでの競争力を高めていくとしています。
サポートした企業のExitに連動した新たな収益モデルの構築も計画。「国内外のディープテックベンチャー支援を通じて、将来的には、弊社のクライアントからのユニコーン企業の輩出を目指しています」(同社)。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・D&Mカンパニー <189A> [東証G]
・アスア <246A> [東証G]
・グロービング <277A> [東証G]
・令和アカウンティング・ホールディングス <296A> [東証G]
・G-FACTORY <3474> [東証G]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社tayo
横浜市金沢区能見台東1-7K-SQUAREビル101
資本金:21,900,715円(2025年3月11日現在)
発行済株式総数:349,741株(同)
発行可能株式総数:880,000株
設立日:2019年5月28日
決算日:3月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 熊谷洋平
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 18,468株
■募集株式の払込金額
1株当たり 1,730円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額838万円を以下の目的に充てる予定。
人件費 699万円
手数料 138万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,356万円(目標募集額838万円と上限募集額3,194万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
人件費 1,767万円
広告宣伝費 200万円
手数料 388万円
■投資金額のコース及び株数
98,610円コース(57株)
197,220円コース(114株)
295,830円コース(171株)
394,440円コース(228株)
493,050円コース(285株)
986,100円コース(570株)
1,972,200円コース(1,140株)
2,958,300円コース(1,710株)
3,944,400円コース(2,280株)
4,930,500円コース(2,850株)
9,861,000円コース(5,700株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、493,050円コース(285株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,861,000円コース(5,700株)を上限とする。
■申込期間
2025年3月29日~4月18日
■目標募集額
8,381,850円(上限募集額 31,949,640円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は25,539,990円とする。
■払込期日
2025年5月15日
■連絡先
株式会社tayo
電話番号:080-5507-2953
メールアドレス:support@tayo.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈上場企業9社が導入〉研究人材を即戦力化するSaaS型共創プラットフォーム。国策『DeepTech支援』で日本の競争力を強化「tayo」
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