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【市況】アジア株 香港株大幅安、シャオミ株式売却 韓国株上げ帳消し、サムスン電子共同CEOが死去

アジア株 香港株大幅安、シャオミ株式売却 韓国株上げ帳消し、サムスン電子共同CEOが死去

東京時間11:01現在
香港ハンセン指数   23534.72(-370.84 -1.55%)
中国上海総合指数  3375.14(+5.11 +0.15%)
台湾加権指数     22382.88(+276.24 +1.25%)
韓国総合株価指数  2632.34(+0.27 +0.01%)
豪ASX200指数    7973.30(+36.42 +0.46%)

アジア株は香港を除いて上昇、トランプ関税懸念が緩和している。ただ、気まぐれトランプのことだ、相互関税発動日まで市場は疑心暗鬼。楽観的にはなれない。4月2日のトランプによる相互関税はこれまで提案されていたよりも控えめになる可能性がある。トランプ氏は「多くの国に猶予を与えるかもしれない」とコメント。

米政権は中国に対しては強硬姿勢を維持。トランプ氏に近いデインズ上院議員はフェンタニル問題が解決されるまで中国と関税について話すのは難しいとしている。その後、中国税関総署(GAC)はフェンタニル密輸に対する取り締まりを徹底するため規制を強化すると発表した。

中国政府が消費を拡大するため数十億ドル規模の支援策を検討しているという。旅行・観光、スポーツ分野が含まれており今年後半に打ち出される可能性があるという。同報道はポジティブだが、年後半では遅すぎるだろう。

香港株は大幅下落、シャオミの下げが嫌気されているもよう。美団や快手科技、アリババ、JDドットコム、テンセントホールディングスなどハイテク関連が総じて下落。自動車や医療品、エネルギー関連も軒並み下落している。シャオミは5.3%安と大幅安。55億ドル規模の株式売却を発表、同社のEV事業に注力するため資金調達を行う。

韓国株は上げをほぼ帳消し。サムスン電子が0.4%安とマイナスに転じている。韓宗熙・共同最高経営責任者(CEO)が心臓発作により63歳で死去した。

現代自動車は3.8%高、昨年10月以来の高値をつけている。2028年までに米国に約210億ドル投資し自動車生産拡大などにより、延べ1万4000人の直接雇用を創出する計画を発表した。トランプ米大統領は米国での事業拡大計画を称賛。

出所:MINKABU PRESS

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