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【市況】ダウ先物は反落 FOMC後の流れ維持できず=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:40)(日本時間21:40)
ダウ先物 42176(-154.00 -0.37%)
S&P500 5708.75(-21.00 -0.37%)
ナスダック100先物 19858.75(-92.25 -0.47%)

 きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100が揃って反落。前日はFRBが年内2回の利下げ見通しを据え置いたことで安心感が広がり、保有資産の縮小(ランオフ)も4月からペースを減速させると発表したことで、米株式市場は買い戻しが加速した。

 パウエルFRB議長はトランプ関税のインフレへの影響について、「短期的あるいは一過性のものである可能性が高い」とした。2月以来続いていた売り越しから米株式市場は若干立ち直ったが、市場はその動きは継続できていない。

 投資家は依然としてトランプ関税への懸念を抱いており、安堵感はすぐに消えつつあるようだ。トランプ大統領の貿易政策が先行き不透明感を加速させ、インフレも押し上げるとの見方が根強く、関税を前にFRBが利下げを継続できるのかとの疑念が根強いようだ。

 S&P500は先週、一旦調整相場に入ったが、いまのところは4週連続での陰線を更新する勢いとなっている。

 医師・弁護士・生命科学関連企業などの賠償責任保険を専門に手掛けるプロアシュアランス<PRA>が時間外で急伸。全米最大の医師系医療過誤保険会社であるザ・ドクターズ社による買収で合意した。

 工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が決算を受け時間外で上昇。既存店売上高の減収が予想ほどではなかったことや、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期、通期とも予想を上回る売上高見通しを示している。

 オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を225ドルとした。

 半導体のマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が時間外で下落。13.5億ドルの預託株式を発行することを明らかにした。

 バイオ医薬品のアケビア・セラピューティクス<AKBA>が時間外で大幅安。増資計画を公表した。

(NY時間08:50)(日本時間21:50)時間外
プロアシュアランス<PRA> 23.25(+7.71 +49.61%)
ファイブ・ビロウ<FIVE> 82.14(+6.55 +8.67%)
カーバナ<CVNA> 181.30(+5.21 +2.96%)
マイクロチップ<MCHP> 52.90(-1.67 -3.07%)
アケビア<AKBA> 2.10(-0.74 -26.06%)

アップル<AAPL> 214.76(-0.48 -0.22%)
マイクロソフト<MSFT> 386.95(-0.87 -0.22%)
アマゾン<AMZN> 194.50(-1.04 -0.53%)
アルファベット<GOOG> 164.65(-1.63 -0.98%)
テスラ<TSLA> 233.60(-2.26 -0.96%)
メタ<META> 581.48(-2.58 -0.44%)
エヌビディア<NVDA> 117.09(-0.43 -0.37%)
AMD<AMD> 105.45(-0.78 -0.73%)
イーライリリー<LLY> 834.37(-2.64 -0.32%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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