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【経済】米鉱工業生産、製造業が1年ぶり大幅な伸び 自動車生産が急増

*米鉱工業生産(2月)22:15
結果 0.7%
予想 0.2% 前回 0.3%(0.5%から修正)(前月比)

*米設備稼働率(2月)22:15
結果 78.2%
予想 77.8% 前回 77.7%(77.8%から修正)(前月比)

 この日発表になった2月の米鉱工業生産は前月比0.7%上昇と予想を上回った。製造業が1年ぶりの大幅な伸びとなったことが寄与した。自動車生産が急増したほか、他の分野も広く伸びが見られた。仕入れ価格の上昇やトランプ大統領の関税政策に伴う不確実性の高まりの中で、製造業は安定化の兆しを見せている。

 自動車生産は8.5%上昇と、昨年8月以来の大幅な伸び。木材製品や航空宇宙、電子機器、家電、衣料品の生産も増加した。

 エコノミストは、トランプ大統領はカナダとメキシコからの輸入品全てに25%の関税を課すとしたうえで、結果として自動車メーカーは2月に可能な限り生産を前倒しし、当面の在庫を増やしたと見られ、これは理に適った動きだと述べている。一方、公益はマイナスとなったほか、鉱業は2.8%上昇した。

 設備稼働率は77%に上昇。鉱工業全体の稼働率は78.2%に上げ、6月以来の高水準となった。

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