【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エニーカラー、アルピコＨＤ、ｇｕｍｉ (12日大引け後 発表分)

　3月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　エニーカラー <5032> [東証Ｐ]　　★今期経常を3％上方修正・最高益予想を上乗せ
　◆25年4月期の経常利益(非連結)を従来予想の148億円→152億円に3.0％上方修正。増益率が19.9％増→23.6％増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。Vチューバーグループ「にじさんじ」がファンや顧客企業からの強い需要を背景に、コマース領域とプロモーション領域を中心に好調に推移していることを反映した。

　ベステラ <1433> [東証Ｐ]　　★今期経常は2.2倍増で4期ぶり最高益、10円増配へ
　◆25年1月期の連結経常利益は前の期比45.5％増の5.9億円に伸びて着地。続く26年1月期も前期比2.2倍の12.8億円に急拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はプラント解体事業の潤沢な受注残高を背景に、19.3％の大幅増収を見込む。不採算事業については事業の選択と集中を進め、事業の統廃合および売却も含めて検討していく。
　　併せて、今期の年間配当は前期比10円増の30円に増配する方針とした。

　アルピコＨＤ <297A> [東証Ｓ]　　★今期配当を2円増額修正
　◆25年3月期の期末一括配当を従来計画の3円→5円(前期は3円)に大幅増額修正した。東証スタンダード市場への上場記念配当2円を実施する。

　ｇｕｍｉ <3903> [東証Ｐ]　　★5-1月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地
　◆25年4月期第3四半期累計(24年5月-25年1月)の連結経常損益は10.6億円の黒字(前年同期は27.1億円の赤字)に浮上して着地。モバイルオンラインゲーム事業で開発・運用体制の大幅な見直しに伴うコストの適正化を進めたことに加え、ブロックチェーン等事業におけるトークンの受領や暗号資産評価益の計上も利益を大きく押し上げた。
　　併せて、ＴＩＳ <3626> とブロックチェーンのノード運営や暗号資産会計管理システムの提供を展開する合弁会社を設立すると発表。

　ユークス <4334> [東証Ｓ]　　★今期経常は2.1倍増益、3円増配へ
　◆25年1月期の連結経常利益は前の期比42.2％減の1億6300万円に落ち込んだものの、続く26年1月期は前期比2.1倍の3億3800万円に急拡大する見通しとなった。今期はゲーム、パチンコ・パチスロ、モバイルの各分野で複数のプロジェクトの開発が進む中、16.7％の増収を見込む。
　　併せて、今期の年間配当は前期比3円増の13円に増配する方針とした。

　プラスゼロ <5132> [東証Ｇ]　　★11-1月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
　◆25年10月期第1四半期(24年11月-25年1月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.1倍の1.2億円に急拡大して着地。AIをはじめとする最新技術への関心が高まる中、製造業顧客や情報通信業顧客向けソリューションの提供を中心にプロジェクト型の契約単価などが堅調に増加し、大幅増収増益を達成した。

株探ニュース