【材料】インフォマティカが決算受け急落　予想下回る売上高見通しを示す＝米国株個別

（NY時間11:29）（日本時間01:29）
インフォマティカ<INFA>　17.45（-7.72　-30.67%）

　企業向けデータ管理サービスを手掛けるインフォマティカ<INFA>が急落。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。ガイダンスに関しても、売上高は第１四半期、通期とも予想を下回る見通しを示している。第４四半期に予想外の逆風に直面したとも述べた。

　アナリストは「今回の売上高見通しにより、２桁の売上成長への意欲に対するわれわれの慎重姿勢を強めた。今回の決算は競争激化とクラウド事業の減速を意味する可能性が高い」と述べている。

　なお、同社は追加で４億ドルの自社株買いを承認。これにより、自社株買いの承認総額は８億ドルとなる。同社はその中で６億６９８０万ドルを利用可能としている。

（１０－１２月・第４四半期）
・１株利益（調整後）：0.41ドル（予想：0.37ドル）
・売上高：4.28億ドル（予想：4.57億ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：3.80～4.00億ドル（予想：4.12億ドル）
・営業利益（調整後）：0.98～1.12億ドル（予想：1.22億ドル）

（通期見通し）
・売上高：16.7～17.2億ドル（予想：17.8億ドル）
・営業利益（調整後）：5.46～5.66億ドル（予想：3.96億ドル）

【企業概要】
　マルチクラウドやハイブリッドシステム上でデータの接続・管理・一元化を実現する、AI搭載のソフトウェアプラットフォームを開発し、企業のデータ戦略の近代化と高度化を支援する。顧客のデータを継続的にスキャンして、リッチで高度にコンテクスト化されたメタデータを作成する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース